不登校専門カウンセラーが実践する感情のコントロール方法とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、怒りをコントロールする方法についてお話したいと思います。
人間関係の中で、誰かに感情をそのままぶつけてしまうことはないでしょうか。
子育てをされている親御さんは特に、忙しい毎日の中でいつも冷静に感情をコントロールするということはなかなか難しいことだと思います。
- 子どもが反抗的な態度を取っている
- 子どもが言うことを聞かない
そんなとき「イライラして、その感情をそのまま子どもにぶつけてしまうんです・・・」そんな声をセンターに来られている方からもよくお聞きします。
そして子どもとのやり取りが終わった後、後味の悪さにご自身を振り返り、後悔したり、自分を責めたりしてしまっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
感情が爆発しているとき
ご存じの通り、人間誰しも、怒り・悲しみ・不安 というネガティブな感情は生まれてきてしまうものです。
この感情はなぜ生まれるのかというと、「自分の考えとのギャップ」のせいとも考えられています。
つまり、その「ギャップ」に目を向けることで、感情のコントロールの手助けになると考えられます。
- 「こう思ってたのに実際はこうだった」
- 「こうしてほいいのにこうじゃない」
という、先に思っていることと実際のギャップに目を向けていこう、ということですね。
カウンセラーも実践!感情のコントロール方法とは
ギャップに目を向けるとは、自分の「願望」に目を向けてみるということです。
例えば、子どもが夏休みの宿題をギリギリまでやらず、8月の最終週になって山のように宿題が出てきた。そこで親御さんの怒りが爆発!という状況があるとします。
親御さんは
- 「あれだけ言ったのになぜコツコツとやらなかったの?」
- 「夏休み前はちゃんとやるって言ったじゃない!」
という思いが出てくるかと思います。
誰かに対して、とても腹が立っているとき、相手がこうじゃないから腹が立つというように、相手の方ばかりに目が行きがちです。
そこで、自身の方向に目を向け、「自分が相手に期待していること」に注目してみます。
そうすることで、
「私は宿題をもう少し計画的に進めてほしい」
「最初にやると言ってたし、行動に移してほしかった」
という自分の感情に焦点を当てた考えに変換されます。
激しい感情の渦の中にいたところから、一歩外に出ることができます。冷静な対応が期待できるということですね。
最後に
とは言っても、なかなか感情が爆発しているときに自分に焦点を当てることは、誰でも難しいことです。
しかし、少し時間を置いた後・・・
- あのときご自身はどうしたかったのか?
- 相手にどうして欲しかったのか?
ということを、振り返って考えてみるだけでも十分に効果があり、冷静にかつ穏やかに相手と接することにつながっていきます。
不登校支援センターでは、子どもに対しての接し方や言葉の掛け方について、多くのご相談いただいています。
ご相談いただいた親御さんから、「子どもと関係がより良くなった!」という数多くのお声もいただいております。
もし子どもとのコミュニケーションで不安になられている方がおられましたら、お気軽にカウンセラーにご相談くださいね。
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