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不登校支援のカウンセリングって何?役割とは?

こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。

皆さんはカウンセリングに、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • 話をするところ
  • 自分の考えを整理するところ
  • 悩みを解決するところ 等

カウンセリングに対する様々なイメージがあるかと思います。

今回はカウンセリングの中で、親御さんや子どもたちが感じられた『カウンセリング』の役割りについてお話ししていこうと思います。

いつ(どんな気持ちの時に)受けるカウンセリングなのかで、役割りが変わる?!

①カウンセリング開始 当初

この時は親御さんも子どもも悩みや苦しみが大きく、何をどう考えたらいいのか、どんなことが今起こっているのかなど漠然とした不安の中にいらっしゃることが多くあります。

そんな時に受けるカウンセリングというのは

  • 悩みを吐き出す場所
  • 苦しい気持ち(荷物)を下す場所

であることが多いように感じます。

自分では整理がつかない色々な感情をアウトプットしていくことで、自分の本当の気持ちが見つかり、課題が明確になっていく段階の役割りを担うのが、この時期のカウンセリングです。

 

②少しずつ自分自身の本当の気持ちや考えていきたい課題が見つかってきた時期

  • 課題を整理し優先順位を明確にするための場所
  • 自分の考え方や感じ方の変化を感じる場所

と捉えられる方が多いようです。

子どもとお話ししていく中でも

『以前は学校に対して○○のように感じていたけれど、今は××だと思うんだ』

など、カウンセリングの時間を通して自分の考え方や物事のとらえ方の変化に気づかれることが多くあります。

またそのような変化を見た親御さんも

『前は何も変わっていないと思っていたけれど、そんな風に感じていたのですね。実は今気づいたのですが・・・』

と、気づいていなかった子どもの変化を思い出し、子ども自身が前進していることを再認識する機会となります。

 

③設定した課題に向き合っている最中のカウンセリング

◆設定した課題にチャレンジしてみてどうだったか振り返る場所

(例:クラスに入って授業を受けるという目標に対して、まずは別室登校から始めるという課題を設定してみた。別室登校をしようと朝がんばってみたが、中々勇気がでなかった・・・)

◆設定した課題に無理がなかったかなど、再度見直す場所

(例:別室登校をいざしようとすると、別室で何をしようかなど新しい不安が湧いてきた…。まず別室でどのようにすごすかをイメージして準備をしよう)

◆無理のない課題を再設定して、再度チャレンジする計画をたてる場所

(例:別室にいったら○○をする。お昼までいられるようにがんばるが、もし体調が悪くなったら担任の先生に話して早退しよう)

など、カウンセリングの時間が自ら行動を振り返り、考え、次の行動に結びつける場所となります。

 まとめ

このように、カウンセリングは受ける時期(その際の気持ちや状況)によって、役割りが変わっていきます。

どの時期から始めても、子ども、親御さん皆さんが新しい気づきを得たり、問題の整理に役立つ時間でもあるのです。

  • カウンセリグが具体的にどのような雰囲気なのかわからない
  • イメージがつき難くて少し不安

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