自分と似た人の経験を見聞きする“代理経験”とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
本日は、「きっとやれそうだ!」という気持ちを持つためにできることの1つ、 代理経験 についてお話させていただきます。
「やれそうだ」という気持ちの大切さとは?
「うまくいく気がしないな・・・」と思うと、なかなか取り組む気持ちになれない、というご経験はないでしょうか。
カウンセリングの中でも、
- この教科は苦手だからやる気にならない・・・
- 友達とうまく話を続ける自信がないから話しかけられない・・・
というお話を耳にします。
私自身、簡単な作業や得意なことはやる気になるけど、苦手意識があるものはなかなか手につかないなあ、と日々感じています・・・。
こうした時、「きっとやれそうだ!」と思えた方が、難しいことにも取り組みやすくなりますよね。
気持ちが変わるきっかけとは?
ある日、人と話すことが苦手だと言っていた中学生が、
「A君も前は人見知りだったんだって。でも、話が得意な人のまねをしている内に話せるようになったらしいよ。僕も最近はA君の話し方をまねしているんだ。」
というお話をしてくれました。
この中学生は、苦手を乗り越えたというA君の経験を聞いて、「自分も乗り越えられるのではないか」と感じたそうです。
このように、自分と似た人の経験を見聞きすることを、 代理経験 と呼んだりします。
実際に自分が経験していなくても、自分と似た立場・状況の人が課題を乗り越えるのを見聞きすることで、「自分もやれそうだ!」と思いやすくなるそうです。
ご家庭でもできることとは?
大人と子どもだと、同じ立場・同じ状況いることは少ないかもしれません。
しかし、
- お父さんも前にこういう経験をしてね、こうやって考えるようにしたんだよ
- お母さんはこういう時に困っちゃって、このように工夫したよ
等を子どもお伝えされることで・・・
子どもにとっては、
- 「お父さん、お母さんでも、同じような壁にあたったことがあるんだ!」と安心する
- 「このようなやり方で乗り越えられるんだな」と工夫の仕方を知る
といった、「自分もやれそうだ!」という気持ちにつながっていきます。
最後に…
子どもの「やれそうだ!」という気持ちを高める方法はたくさんあります。
子どもにはどのようなやり方があっているかな、と考えられた際には、初回無料面談(50分)にお越しください。