【専門家がアドバイス】子どもが不登校だと(母親は)仕事を辞めた方がいいのか?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
カウンセリングにお越しになるお母さん方から、こんなご質問をよく頂きます。
「子どもが不登校になって、ずっと家にいます。私も仕事に出るのを辞めて家にいたほうが良いのでしょうか?」
こういったことでお悩みの方は少なくないと思います。
簡単に結論の出るような話ではないかと思いますが、私はカウンセリングで行動の目的に着目したお話をすることが多いです。
家にいる目的・働きにでる目的
子どもが学校に行かずに ”家にいる目的” はすでに他のブログでも紹介しているとおり、自我防衛として、学校で何らかのストレスを感じ、それに対する対処行動である場合があります。
- 学校に行かない=家にいる、というストレス対処を目的とした行動
- 何かをするために(欲求を満たすために)家にいたい 等
その子どもによって学校に行かない目的は様々あると思います。
では、お母さん(お父さん)が働く目的に着目してみると、皆様からこのような言葉をお聞きしました。
- 子どもが小学校に入って徐々に手が離れたので、前の職場に頼まれて復帰した
- 自分が働くことで、家計を助けたいという目的
- やりたいことがあって、仕事がその欲求を満たしてくれる手段
- 子育て(不登校支援)の方針として、家にいないほうが良いと色んな人に言われて
- 家事・育児の息抜きとして、パート先の友人関係をとても楽しみにしている。
- お父さんが「お母さんも働いて欲しい」という希望がある
上記のような理由を、働きに出ている目的とする方がいらっしゃることを耳にしていて、家庭と仕事の両立に悩まれるお母さん方と一緒に考えることは・・・
仕事を辞める目的と、家にいる目的の両方の視点を持つこと
働きに出る目的は、ご家庭それぞれ当然お有りです。
しかし、不登校支援において「仕事を辞めるべき」かどうかと考えたときに同時に「家にいる目的」を考えることが大切であると感じます。
家にいる目的をお母さん方と考えると、
- 子どもが学校に行かない日中、どう過ごしているのかが気になるから(心配だから)
- 学校に行かず家にいる子どもの行動を、母親が管理する目的
- 子どもに「仕事に行かずに家にいてほしい」と言われたから
等の話を伺ったことがあります。
ご家庭それぞれの事情はおありだとは思いますが、家にいる目的を考えてみるのも、仕事を辞めるかどうかの判断基準になると考えています。
是非、このようなことでお悩みの方がいらっしゃれば、不登校支援センターにお越しいただき、カウンセラーにご相談いただければと思います。
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