子どもがネガティブだと心配。あなたは“毒親”ですか?
こんにちは。不登校支援センターの横浜支部の庄子大貴です。
梅雨の時期が続き、じめじめしている天候が続いていますが、皆様は如何お過ごしでしょう?気持ちが中々上がらない上に、良いことがないと更に重くなってしまいますよね。
体調管理にはくれぐれも気を付けて頂き、お体を大切にして頂けると幸いです。
さて、今回は「子どもがネガティブで心配だと感じる親御さんに伝えたいこと」と題して、お話をさせて頂きたいと思います。
ネガティブな子どもはどんな言葉を良く話すのか?
不登校支援センターに来られる子どもの大半はポジティブよりも「ネガティブ」な発言が多いです。
これは自己肯定感が低い状態にあり、自分のことを自分で褒めたり認めたり出来ない状態であると言えます。
発言の内容としては、
- 自分のことが嫌い
- 自分の長所が無い
- 「どうせ自分なんて・・・」と発言する
- 他人と比較して自分を下にする
- 人の悪いところに目が付きやすい
等が上げられます。その為、いつも一緒に居る方にとってはネガティブな発言を聞いているととても疲れる要因になりやすいです。正直一緒に居ると、辛いと感じるときもあるのでは無いでしょうか?
そこで、子どもが何故、ネガティブな言葉を発しているのかを一緒に考えて行ければ思います。
最近聴かれる“毒親”とは何か?
最近のNHKの番組でも取り上げられていましたが、皆さんは「毒親」という言葉を聴いたことはありますでしょうか?
ネットなどで調べてみると・・・
毒親とは、過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」のことを言う。
とあります。実際、カウンセリングに来られる親御さんの中には「私は毒親だと思います。だから、子どもは私のことを恨んでいるんです」と言われた方も居ました。
それでは、毒親になる親の特徴はどのようなことが上げられるのかを説明したいと思います。
子どものことを“心理的にコントロール”しようとする?
毒親の特徴として上げられるのは子どものことを「心理的コントロール」をしようと思っているかどうかになります。
心理的コントロール傾向になる場合、親が子どもに対して「罪悪感や恥などのネガティブな感情を伝えることでコントロールしてしまう」ことが要因とされます。
例えば、
「誰が学費を払っていると思うの?」 ←←罪悪感
子どもが二人並べられている状態で「○○ちゃんの方が出来る子ね」 ←←恥
などが上げられます。子どもはこれらの言葉を掛けられることで、心理的にコントロールされてしまい、常に親の顔色を伺いながら生活することが目的になってしまいます。
もちろん、一度や二度言っただけで毒親になる訳ではありません。この様な言葉が何度も子どもに対して伝えられることで、子どもの自己肯定感が下がり、ネガティブな発言が多くなってしまうのです。
親だけでなく、その子どもに関わってきた人が子どもに対してどの様に伝えて来たかによって、自己肯定感は決まります。
ネガティブ思考からポジティブ思考に変えるためには?
では、ネガティブ思考になった子どもに対してどの様に接してあげれば良いのかと言うと、「認めてあげること」がとても大切になります。
これは「褒める」とは違います。その子が行った行動が相手に対してどのように貢献したかをしっかり伝えることで「やって良かった」と感じてもらうことが大切になります。
子どもへの適切な声掛けや働きかけの方法が分からない場合は、一度お近くの不登校支援センターにお越し頂き、ご相談下さい。
心よりお待ちしております。
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