もしかしたら私の子どもは「隠れ不登校」?「不登校」と「隠れ不登校」違いとは?
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
今回は、「隠れ不登校」についてお話したいと思います。
先日、NHKの朝の情報番組「あさイチ」の中で特集されていましたね。(不登校支援センターも、相談窓口としてご紹介いただきました)
「隠れ不登校」って何!?
そもそも「不登校」ってどういう状態を指すのか・・・文部科学省がこんなふうに定義しています。
「何らかの心理的,情緒的,身体的,あるいは社会的要因・背景により,児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者 (ただし,「病気」や「経済的理由」による者を除く。)」
そして、私たちが日ごろ不登校児童生徒についての統計などで見ているデータは「年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童生徒」という定義で算出されています。
「隠れ不登校」は「不登校」に定義されない
つまり、隠れ不登校とは上記には入らない不登校ということになります。
たとえば・・・
- 登校はするけれど、保健室や相談室など、教室以外で過ごしている
- 毎日先生あいさつをして帰宅している
- 教室にいるけれど、学校には通いたくないと思っている
- 欠席はしているけれど、30日は越えていない
- 遅刻・早退することが多い
など、様々な状況が考えられます。
実際に、カウンセリングに来ているご家庭の多くが一般的に定義された不登校というよりは、いわゆる隠れ不登校の状態であると感じます。
平成29年度の文部科学省の調査では、中学生の不登校生徒数はおよそ11万人と言われていますが、これは氷山の一角と言われています。
「隠れ不登校」の中学生は、10人に1人とも、5人に1人とも言われている状況です。
もしかしたら、「隠れ不登校」なのかもしれない・・・
さて、少々話が大きくなってしまいましたが、ここで皆さんのご家庭に目を向けてみてください。
いま、皆さんの目の前にいる子どもたちはどのような様子でしょうか。
不登校は、学校に足が向いていれば安心、ということではありませんよね。
「どう対応したらいいんだろう・・・?」
そんなふうに思ったときは、不登校支援センターにいらしてください。
不登校専門のカウンセラーと、ご家族の状況に合うサポートを一緒に考えてみませんか?
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