【不登校あるある】なぜ、学校へ行く前になると具合が悪くなるのか?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
学校へ行く時間になると、
- 頭やお腹がいたくなる
- 気持ち悪くなる
- 熱が出てくる
といった子どもがいます。
病院へ行っても問題ないと言われたり、お昼ごろには元気になっていることもあるため、不思議に思われる方も多いようです。
そこで本日は、その仕組みについてお話したいと思います。
なぜ不調になるの?心と体のつながりとは?
学校へ行くことへの不安などからくる体の調子の悪さは、ストレス反応の1つです。
大人であっても、ストレスがたまると、気分が悪くなったり、頭痛がしたりといったことがありますよね。
ストレスは、自律神経系やホルモン分泌に影響を与え、筋肉を緊張させるために、体の様子を変えていきます。
一時的なものであれば、試合前や試験前の緊張感のように、集中力や判断力を高めるというメリットもあるのですが、こうした状態が長く続くと、心も体も疲れてしまいます。
この仕組みですが、元々は、命の危険から身を守るために備わったそうです。
危険(嫌な出来事や環境の変化)を察知したとき、すばやく逃げたり、戦ったりできるように、体が備えをしているんですね。
ストレス反応が起こる時と起こらない時とは?
それでは、どのような時にストレス反応が生じるのでしょうか?
嫌な出来事や、環境の変化があっても、心や体がとても疲れる時もあれば、さほど疲れない時があるかと思います。
こうした違いがどこから生じてくるかというと・・・
- 本人の特性(価値観、考え方、抵抗力、解決力など)
- 周囲のサポート
が関係していると言われています。
本人の特性とは?
例えば、誰かにからかわれた時を1つとっても、
- 大して気にとめない子ども
- とても落ち込む子
- 怒り出す子
さまざまですよね。
また、言い返したり、笑いに変える子どももいれば、誰にも相談できず、落ち込んだままでいる子どももいます。
このように、できごとをどのように受け止めるかや、問題に対して自分で対処ができるかどうかは、人によって異なってきます。
そこで、対処するための考え方やスキルを身につけていくことが、ストレス反応を生じにくくさせる手段の1つとなります。
周囲のサポートとは?
同じように、誰かにからかわれた時、
- 自分の代わりに言い返してくれる人
- 味方になってくれる人
こういった人が周りにいると、からかわれたことについて、それほど嫌だと思わないかもしれません。
また、自分の悩みを親身に聞いてくれる人がいれば、気持ちの落ち込みも和らいでいきます。
つまり「周囲の人が支えてくれるだろう」という安心感を持つことができれば、同じ出来事であっても、心や体を健康に保ちやすくなるのです。
まとめ
心の負担を軽くし、実際の問題に取り組んでいくためにも、
その人自身の考え方や価値観といった特性
周囲の人のサポート
がキーワードとなります。
不登校支援センターでは、この双方に焦点をあてたアプローチを行っています。
子どもの体の不調が気になる時や、サポートが必要だと感じた時には、お気軽に不登校支援センターへ相談にいらしてくださいね。
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