不登校解決現場レポート

子どもたちの最大の味方は?~その対応は励ましか、脅しか~

こんにちは。不登校支援センター札幌支部の松本です。

新年度が始まり、1ヶ月ほどが経ちますね。新たな場所、やることに追われながらゴールデンウィークを迎えるなど、目まぐるしい日々を送っている方も多いのではないでしょうか?

本日は、カウンセリング内でよくお話をすることを書いていきたいと思います。

よくある不登校のお家での会話です。

  • 中学校に行かないと高校には行けないよ!(内申点など)
  • 高校に行かないのなら働きなさい
  • このままの生活を続けるの?貴方はこれからどうする気なの?

親御さんも不安や心配からか、このように強い物言いをされているケースがあります。

上記したものはブログに書けるギリギリの内容ですが、時に親御さんも心配のあまり、脅しに近い表現を子どもにされているケースもあります。

『不登校=悪』のような認識は少しずつ減ってきてはいますが、どなたも子どもを思うが故の不安から、このような表現をしてしまうことがあるのですね。

ある中学生が、私に言ってきたこととは?

「取り返しの付かないことをしてしまった、親も言ってたけど学校に行けない自分はこれからどうやって生きていけばいいんだろう。」

カウンセリング時に必ず親御さんにお伝えすることがあります。

「安心してください」ということです。

不登校の状況が続いていると、親子ともにナーバスになりますよね。

親御さんは大人だからこそ、逆算し今後のことを考え子どもへ伝えてしまいますが、それが不安を解消するための行動に繋がることは稀です。

子どもは怖くなると足がすくんで動くことが出来なくなります。

子どもを思う気持ちがあり、様々な未来予想図を伝えているとは思いますが、それが逆効果となることが考えられるのですね。

ただ、何もしなくても大丈夫という事はありません。

本人の努力なくして現状の打破は出来ません。

ですから、家族の役割分担が不登校状態の不安の状態から脱するためには不可欠となります。

まずは、小さな一歩を踏み出してみませんか?

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