新学期「早く慣れなくちゃ」と思ったときに知っておきたい考え方~その1~
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
新学期がやってきましたね。今年は新たな元号の発表などもあって、さらに新鮮な気持ちになりますね。
さて、本日はそんな新元号の発表になぞらえて、「新しい」が始まる時のお話をさせてくださいね。
新学期は「1日も早く新しい生活に慣れましょう」
新学期には「1日も早く新しい生活に慣れましょう」なんていうことをよく耳にしますね。
入学式や始業式で校長先生や担任の先生がこんなお話をされることも多いでしょう。社会人の皆さんも、職場で先輩から聞いたり、自分自身もそう感じる人もいるのではないでしょうか。不登校の子たちもそこは変わらず、というよりは他の人以上に考えてしまうことも少なくありません。
カウンセリングでもよく「早く慣れなくちゃ」なんていうことを耳にします。
さて、慣れるためにはどうしたらいいんでしょう・・・?
大切なことは、ホップ・ステップ・ジャンプで「慣れる」こと
「慣れる」ことって案外難しいんです。だからこそ、丁寧に段階を踏んでいくことが大切です。
ホップ・ステップ・ジャンプなんていいますが・・・
最後のジャンプのために「ホップ・ステップ」がありますよね。
慣れるとは、通常営業ができる状態、いわゆる本稼働なんです。
ホップ・ステップ・ジャンプで本稼働に向かうイメージで考えると、
①ホップ → リサーチ
・・・まずは情報収集から。新しいクラスの様子を知ること(物理的な変化)や、自分の気持ち(心理的な変化)に目を向けてみたり。「新しい」を知ることがポイントです。
②ステップ → 試運転
・・・リサーチを元にお試しできることから。トライ&エラーがキーワード。
③ジャンプ → 本稼働
・・・ふと気づいた時に「あ、慣れてきてるな」と思えるくらいで十分です。
こんな流れが作れると、安心できると思います。
4月の今は、いわば「ホップ」の段階です。
1年でいちばん様々な変化を体感するこの時期に、いきなり「慣れなくちゃ」と考えるのは、大人でも難しいはずです。
まずは、4月にしっかり変化のリサーチをしていくことで、その後の段階をスムーズに踏んで行くことができますよ。
次回のブログでは、「ステップ」以降の段階について、お話させていただきますね。
新学期「早く慣れなくちゃ」と思ったときに知っておきたい考え方~その2~
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