子どもがずっと家に…もう無理限界と思う前に必ずお読みください!
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
花粉症の季節となり、私自身とてもこの季節は辛いです。
目はかゆいし、鼻水、くしゃみ、そしてのどの違和感、肌荒れ・・・と花粉の影響をもろにくらっています・・・(笑)
さて、今回は・・・
家にいる子どもに対して限界の気持ちを抱えている親御さんに、是非読んでいただきたいブログとなっております。
センターに来ている親御さんから、このようなお話がありました。
- 家の中で子どもといる時間が増えるととてもイライラします。
- 子どもの気持ちを理解してあげたいけれど、なかなか理解してあげれません。
- 子どもの気持ちよりも自分の気持ちを優先してしまい、ついカッとなって怒ってしまいます。
などです。このブログを読んでいる親御さんの中でも「わかるなぁ」と共感された方いるのではないでしょうか。
ただでさえ、子どもが学校へ行かないという行動をとっていると、親御さんとしてはそれだけで不安になったり焦ったりする気持ちが出てくると思います。
それに+αで子どもが家でごろごろしているという状況になると、さらに
「今後大丈夫なんだろうか・・?」
「一生このままでは・・・?」
「引きこもりになるのでは・・・?」
というさまざまな不安感を抱くことは当然だと思います。
お母さん自身、子どもと過ごす時間が長いということもあって、なかなか気持ちを割り切って接することや、子どもの気持ちを受け止め、理解するということは難しいですよね。
そんな親御さんに、本日からトライしていただきたい2つのことをご紹介します。
それは・・・
①子どもの話に耳を傾ける
②子どもが興味関心を持っているものに親御さんも興味関心を抱く
この2点です。
①子どもの話に耳を傾ける
これは、どんな話でもかまいません。
- テレビの話
- 友人とのLINEの話
- ゲームの話
- 芸能人の話
- ニュースの話
- マンガの話
などなんでもいいです。
不登校になった子どもは、誰かに話を聞いてもらうという機会が、学校へ行っていたころよりも格段に減ってしまいます。
そして、ストレスの解消や暇つぶしのために、家でテレビやマンガを見ていても、罪悪感を抱いているということは少なくありません。
親御さんにテレビの話題や自分の思いや気持ちを話したくても、
- 「そんなテレビばっかり見ないで勉強しなさい」
- 「せめてお手伝いでもしてからにしてちょうだい」
などの声かけが返ってくるのでは?と思ってしまい、今日感じたことや、楽しかったこと、自分の思いや気持ちなどをどんどん話さなくなってしまう、なんてこともあります。
だからこそ、日々の雑談ほど大切なものはないのです。
日々の雑談は、子どもにとって
- 自分の気持ちを整理する練習にもなる。
- 些細なことで受け入れてくれている、と感じる。
- 学校へ行けない苦しさや、自分の考えについて親御さんに話したり相談したりしやすくなる。
といったことに繋がります。
そして親御さんも、「ゲームを楽しそうにしているけれど、この子は実はこんな風な感情を抱いていたんだな・・・」というように、子どもへの理解の一歩につながります。
②子どもが興味関心を持っているものに親御さんの興味関心を抱く
これは、子どもの好きなものに関して親御さんも積極的に興味を抱くということです。
- 歌い手さんが好き
- Youtuberが好き
- アイドルが好き
- マンガが好き
- イラストを描くことが好き
- ゲームが好き
- プラモデルを作ることが好き 等
子どもの好きな物はいろいろあると思います。
学校へ行かない日が続くと、そういった自分の好きな物に没頭しやすくなる傾向があります。
親御さんとしても、子どもがどんなものをしているのか気になったり、教育に大丈夫なのだろうか・・・と心配になったり、ということありますよね。
だからこそ、親御さんも関心を持って
- 「どんなゲームをしているの?」
- 「この曲いいね」
- 「こういうの好きなんじゃない?」
- 「お母さんの絵を描いてみてよ」
- 「このゲームどうやって操作しているの?」
など、ぜひ声をかけてみてください。
子どもとしては、自分の好きな物に興味や関心を持ってくれるだけで充分に嬉しい気持ちになります。そして一緒に話をすることによって、子どもは、
「もっと自分の好きなものを共有したい!自分をわかってほしい!」
という気持ちが出てきます。
センターへ来ている子どもが、以前このようなことを言っていました。
「自分を褒められるよりも、自分の好きな物や好きな人(芸能人)を褒めてくれたほうが、自分を認めてもらえる感覚になる」
この子の親御さんは会話のきっかけを作るために、その子の好きな曲などを聴くということをしていました。自分の趣味を認めてもらえたということで、どんどんその子は親御さんに心を開くようになり、自分の気持ちを少しずつ話せるようになったのです。
そして、前までは親御さんの言う言葉に絶対に耳を傾けなかった子でしたが、親御さんの言葉にも耳を傾けるようになり、「そういう考え方もあるんだね」と受け止めることができるようになってきたのです。
親御さん自身も、子どもの好きなものに関心を示してからのほうが
「家でのコミュニケーションがしやすくなった」
「子どもに対する苛立ちが減った」
ということを話されていました。
いかがでしたでしょうか。
親御さん自身の心を楽にするためにも、ぜひこの2つからお家の中でトライしてみてくださいね。
それでも限界を感じる、もうどうしたよいのかわからない、と感じていらっしゃる親御さんは是非一度、お近くの不登校支援センターで行う無料の初回面談(50分)にお越しくださいね。
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