お悩み解決「一問一答」中学生の不登校子供の心理学小学生の不登校高校生の不登校

不登校専門カウンセラーが伝える不登校支援の大事な3つのポイントとは?

こんにちは。不登校支援センターの横浜支部の庄子大貴です。

3月に入り、三寒四温の言葉が当てはまる時期で体は疲れやすく、花粉症の方にとってはさらに辛い時期になりましたね。私もマスクが欠かせない日々となり、外に出たくないと嘆く日々となっております。

さて、今回は・・・

これからの春休みや4月の年度変わりでの環境変化に合わせたお話をしたいと思います。

不登校支援センターに来られる方が急激に増えるのがこの3月からなんです!

そして、不登校支援において、カウンセリングがどうして必要なのか?をお伝え致します。

不登校支援の大事なポイントは3つ

不登校支援において大事なポイントは主に3つあります!

① 子どもの現状把握

② 家族のサポート体制

③ 学校・家庭との役割分担

です。今回はこの3つに沿ってお話を進めて行きたいと思います。

① 子どもの現状把握

先ず、不登校になった時に一番に知っておくべきことは「子どもの現状把握」です。

子どもの現状把握については、「不登校の6段階」を軸に把握していきましょう。子どもへのアプローチ方法はその子の段階によってかなり変わってきます。

例えば・・・

葛藤が大きい子と少ない子に対して、同じストレスを与えるとどうなるでしょうか?

ストレスをコップの中の水に例えると、同じ大きさのコップでは、葛藤が大きい子程水が充たされていますし、少ない子程ほとんど無いとしましょう。

皆さんがイメージした通り、同じストレスを与えれば、葛藤が大きい子はストレスを与えれば溢れてしまいます。これは現実で言うと「暴力、暴言」に繋がりやすいです。また、コップの大きさによってもその子に対するストレスの与え方が変わって来ますので、注意が必要です。

よく不登校対策として挙げられる「子どもにストレスを与えない」やり方ではありません。不登校支援センターでは、「ストレスの与え方」が大切であると考えています。

② 家族のサポート体制

①の子どもの現状把握ができた段階で、家族のサポート体制についてのお話になります。今の親御さんの気持ちや子どもにどうなって貰いたいかを聴く中で、子どもへの適確なストレスの与え方は何かを模索して行きます。

実際に

  • 「どんな言葉掛けをしているのか?」
  • 「その時の反応はどうだったのか?」
  • 「その子どもの反応は何を意図しているのか?」

を冷静に見極めることが、子どもの理解に繋がります。

しかし、一番身近で接している親御さんにとって「冷静でいる」ことは難しいですよね。

冷静でいようと心掛ければ掛けるほど、親御さん自身のストレスになってしまう・・・そのストレスを子どもにぶつけてしまい、落胆する・・・。

これを繰り返してしまうと本当の意味での家族の支援体制は成立しません。ましてや、日々子どもを「見守る」ことに限度や限界があるのは当然です。

つまり、子どもの支援をする為には、客観的立場からの親御さんに対しての支援も必要となります。

③ 学校・家庭との役割分担

①子どもの現状把握をした上で、②家族のサポート体制についてと同時並行に考えて行くのが、③学校と家庭と役割分担の明確化です。

よく親御さんからお聞かせいただく話の中で多いのが「子どもが勉強をしていないと不安」という言葉です。

確かに子どもが勉強もせずにゲームやスマホをやるだけで1日を過ごしている姿を見ると不安感からイライラした気持ちになることもあることと思います。親心から心配になるのは当然ですし、子どもの将来を考えれば考えるほどその時の最善の策を講じたいと思われるのは当然だと思います。だからこそ、ゲーム機やスマートフォンを没収したり、ゲームをする時間や回数に制限をしたくなるのでは無いでしょうか?

しかし、宿題という“学校の”課題に関して、“家庭で”「勉強しなさい!」と、手や口を出すということについて少し考えてみていただきたいと思います。

極端な例えにはなりますが、それは親御さんに会社の仕事に関して、「仕事しなさい!」と家庭内で注意することと同じ感覚になります。家に居るとき位、ゆっくりしたいと感じるのではないでしょうか。

つまり、

  • 学校のことは学校のこと
  • 会社のことは会社のこと
  • 家庭のことは家庭のこと

となる様に役割分担することが大切です。

親御さんがご家庭では子どもに言えない学校に関する事を、学校に子どもへ言ってもらうことで、子どもにとっての居場所を作っていく事に繋がります。私自身、必要に応じては親御さんからの許可の下、学校の先生方と連携を図る中で、子どもの実態を共有させて頂くこともあります。

不登校支援センターのカウンセリングは“聴く”だけではありません

子どもが不登校になった時には3つのことをしっかり把握・整備した上で対応して頂くことが大切になります。

不登校支援センターのカウンセリングは皆さんが想像している“聴く”カウンセリングだけではない、根本的な支援をさせて頂いております。

その為、具体的に子どものことを知ることができ、子どものことが“分からない”から“分かる”に繋げることが出来るのです。

不登校支援は家族だけでどうにかしようとすると行き詰まる傾向にあります。

そのため、一人ぼっちにならずに周りへの協力を仰ぎながら、子どもには適度なストレスを与えていくことが、無理をしない解決に繋がります。

子どもの不登校が始まったと思った方や、今まで上3つのやり方を試したことが無い方は是非試してみて下さい。

その上で、より深く専門的な支援を必要だと感じた方はお早めに、初回無料面談(50分)にお申し込み頂ければ幸いです。

不登校支援は周りの協力を正確に整理し、適用して行くことが最善の近道です。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

無料面談について詳しくはクリック

 

関連ワード: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,