【考察】不登校の子どもの様子を見てイライラしていませんか?
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
今回は「イライラ」について考えたいと思います。
先日、電車を待っている時にこんな出来事がありました。
ホームで電車が来るのを待っていた時のことです。
電車が来てドアが開き、降車する人々が電車を降りてきました。
大きな駅なので、人の乗り降りが激しいのですが、まだ降りる人が沢山いるのに、その流れに逆らうように我先に電車に乗り込んでいった人がいました。
その行動を見て、『イラッ』とした私。
私が押されたわけでも、その人が無理やり乗り込んだから降りられなかったわけでもないのです。
それなのに、その行動を見た時『イライラ』という気持ちが湧きました。
みなさん、イライラする人=短気といったイメージはないでしょうか?
私自身、イライラしがちな人は短気で怒りっぽい、という印象を持っています。
しかし、では自分は?と考えると、決して短気でも怒りっぽくもなく、どちらかというとのん気な性格だと思っています。
では、あの時感じたイライラはどこからやってきたのだろう?
それは・・・
「私だったら、電車から降りる人が全て出てきてから乗り込むだろう」という『私なら』という気持ち。
つまり、自分としての価値観が、我先にと乗り込んで行った人の行動と合わず、イラっとしたのだと思います。
もっと言うと、乗り込んでいった人の様子を自分の目線(価値観)で評価して、『自分と合わない、理解できない=イライラ』と感じていたのかもしれません。
電車が来た際に、我先にと乗車していった人には、何か「どうしても座りたい理由」があったのかもしれません。(表面上わからない持病を抱えていたり、具合が悪く立ったままでは気持ち悪くなってしまいそうだったのかもしれません)
例えば、勉強より遊びを優先している子どもの様子があったとします。すると親御さんは「今は遊ぶより宿題をした方が後々楽だろうに・・・」という、親御さんとしての価値観から、その子どもの様子に「イライラ」っとすることはないでしょうか?
しかし、子どもには「勉強より遊びを優先したい気持ち」があるのですね。
これはカウンセリングの中で子どもが話してくれた「勉強より遊びを優先したい理由」ですが、
- 先に遊んですっきりしてから勉強をしたい。
- どうしても勉強しないといけない状況に自分を追い込んだ方が、やる気がでる。
- ゲームをして勝って自信をつけると、勉強にもやる気が湧いてくる。
などなど、様々な子どもとしての価値観で行動を決め、実行しているのです。
生活の中で子どもの様子を見てイラっと感じた時は、『自分の価値観と子供の価値観には違いがあるのかも』と思い出してみてください。
以外な発見や、そこから子どもの気持ちの内側が見えてくるかもしれません。
関連ワード: イライラ , イラッとする , カウンセラー , カウンセリング , カウンセリング 何をする , カウンセリング 役割 , ゲーム , コミュニケーション , ストレス , 不登校 , 不登校 カウンセリング , 不登校 解決 , 不登校支援センター東京支部 , 価値観 , 優先 , 優先順位 , 勉強をしない , 子ども , 子どもとの関わり方 , 子どもの様子 , 子どもの気持ち , 子どもの状態 , 子どもへの接し方 , 子どもへの適切な接し方 , 子どもを知る , 宿題をやらない , 怒りっぽい , 捉え方 , 目的 , 短気 , 考え方 違い , 考え方を変える , 表面化 , 親子 , 親子関係 , 許容 , 違いを認める , 適切な働きかけ