「卒業式にはでたくない!」不登校の子ども言われたらとうしたらいい?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
もうすぐ卒業式の季節ですね。そわそわしている子どもも多いと思います。
さて、不登校支援センターに来ている子どもに卒業式について聞くと、こんな答えが返ってきました。
- あんなに人が大勢集まるところ絶対に行きたくない
- 最後にみんなに「なんで学校休んでいたの?」と聞かれるのが嫌だから行きたくない
- みんなの前にでて将来について話さないといけないから出たくない
- 学校にいい思い出なんてないから出たくない
などです。
そんな子どもたちに今までの学校生活について振りかえってみてと言うと
「学校で過ごした日々に思い出なんてないよ」
「空っぽな3年間(もしくは6年間)だったよ」
などと返ってきます。
本当に空っぽなのでしょうか?
私は、子どもたちに
「「学校」に関してではなく、3年間(または6年間)の間でどんなところが成長できたと思う?」と質問を変えました。
すると
- 人に気を使えるようになった
- 周りの目を気にしなくなった
- なにかするにも前までは怖かったけど今はその恐怖心がなくなった
- 家族に感謝できるようになった
- 趣味を充実して楽しむことができた
- 自分がどんな性格でどんなところが苦手で得意かがわかるようになった
- 自分を振り返ることができるようになった
などこれもさまざまな返事が返ってきます。
大切なことは・・・
学校へ行っていた数年間を「空っぽ」「何もない」で終わらせないことです。
本人の中でそのように思ってしまうとこれから先、学校生活を振り返っても「何もなかったなぁ」で終わってしまい、本人の中では「思い出したくない過去」になりかねません。
そうではなく、その数年間の成長に目を向けて話を聞くことで、本人の中で
「学校へは行けなかったけれど、こんなに僕(私)は成長していたんだな」
と自分の成長を認識してもらうことが重要なのです。
もし、子どもに卒業式に出たくないといった様子が見られたら、「どんなところが成長出来たか、一緒に振り返ってみようか」と親御さんともに振り返りの作業をしてみてもいいですね。
不登校になった「おかげ」で得ることが出来たさまざまな成長が子どもの中にきっとあるはずです。
関連ワード: カウンセリング , カウンセリング 何をする , コミュニケーション , 不登校 , 不登校 相談 , 不登校 経験 , 不登校支援センター名古屋支部 , 人に気を使う , 働きかけ 何をする , 初回無料面談 , 卒業シーズン , 卒業式 , 卒業式 出たくない , 反抗 , 取り組み方 , 周りがしてあげられること , 周りの目 , 周りの目が気になる , 声掛け , 子ども 対応方法 , 子ども 相談 , 子どもの成長 , 子どもの状態 , 学校 , 家庭での取り組み , 将来 , 思い出したくない過去 , 性格 , 恐怖心 , 感謝 , 成長過程 , 振り返り , 接し方 , 支援 方法 , 日常会話 , 気付き , 注目される , 空っぽ , 緊張 , 肯定感 , 視線が怖い , 親子関係 , 関わり方