「ゲーム依存」や「スマホ依存」に対する不登校専門カウンセラーの見解とは?
こんにちは。不登校支援センター横浜支部の庄子大貴です。
1月、2月は本当にあっと言う間に過ぎてしまいましたね。皆様如何お過ごしでしょうか?
気温の寒暖差も例年と比べて激しく、季節感が良く分からなくなる今日この頃です。体調管理にはくれぐれもお気を付けて下さい。
さて、今回は・・・
「「ゲームやスマホ」に依存することは悪いこと?」と題してお話を進めて行こうと思います。
ゲームやスマホのやり過ぎは本当に良くないの?
実際に子どもがゲームやスマホをやり過ぎる行為に対して、親御さんとしては心配から、「親として何とか止めなくてはならない」という思いでストップを掛けてしまうこともあると思います。
しかしその想いが子どもには届かず、むしろ子どもは「自分のやっている行為を否定された!」と思ってしまい、より親御さんに反発してしまうこともあるのです。
大半の親御さんは「物」が原因と捉えてしまうので、「排除」することで押さえようとする傾向にあります。ここでいうと、ゲーム機やスマホを排除し問題を解決しようとしている、ということですね。
そのため、子どもが感じていることとのズレが、親御さんがゲームやスマホを「良くないもの」と認識しやすい原因になっているといえます。
何かに集中することは一つの特技だと思いますが、何事も「適度に行うこと」が大切です。お酒も適度な量が体にとって良い刺激を与えますが、飲みすぎると良くないですよね。同じように、ゲームやスマホもやり過ぎは良くないと言えます。
ゲームやスマホをやり過ぎない為には制限が必要?
「子どもがゲームやスマホをやり過ぎない為には制限するしかないのでは?」と思われる方が多いと思います。しかし、急に制限を掛けることや一方的に制限を掛けることは良くないと言えます。
例えば、サッカーの試合で、審判が唐突に笛を吹いてレッドカードを出したとします。何も悪いことをしていないと思えば、その選手は猛抗議をしますよね。一方で自分が危険行為や反則行為をしたと自覚している選手の反応というと、後悔をしながらベンチへと下がって行きます。
つまり、制限を掛けるときには、子ども自身が納得をする状況を如何に作れるかが大切になります。
当然、子どもは最初から何が善か悪かは分かりません。その上で、しっかりと親子でゲームやスマホを使う際の約束事を決めた上で注意をする工夫が必要です。
子どもに、「何故、その行為が悪かったのか?」を考えさせる機会を作ることが大切になります。
ここで一つ、よく親御さんがゲームやスマホに制限をする際にやってしまう落とし穴をご紹介したいと思います。
子どもがゲームで遊んでもいい制限時間を守らなかったとします。親御さんは子どもへ、「時間を守れないから」という理由でゲーム機を没収しました。
子どもからすると「約束を守れなかったから仕方ない」と捉えますよね。
その後、子どもはその気持ちのまま勉強をはじめました。すると、勉強のリズムに乗り集中できたことで勉強する時間をオーバーしてしまいました。この時子どもは「また約束を破ってしまった」と感じ、時間を守ることができなかったと反省します。
しかし、親御さんは「勉強で時間が延びたなら仕方ない」と言い、褒めたとします。
・・・如何でしょう?
実はこれを繰り返すことが落とし穴であり、子どもが親に感じる不信感や理不尽さになってしまうのです。
制限を掛ける側は、細心の注意をはらう必要があるということですね。
「依存」を広げることに注目してみましょう!
ここで皆さんに質問です。「依存」という言葉に、どの様なイメージをお持ちでしょうか?
辞書で調べてみると以下の様に表れます。
い‐そん【依存】
[名](スル)《「いぞん」とも》他に頼って存在、または生活すること。「会の運営を寄付金に依存する」「依存心」
出典 小学館デジタル大辞泉について
大半の方は「依存」に対してあまり良いイメージを持たれていないかもしれませんね。特に「ゲームに頼る」「テレビに頼る」「スマホに頼る」という光景を想像すると心配で仕方ありませんよね?
この「依存」することが「心配」と思う方の大半のイメージは“1つだけに集中すること”を意味している様に感じます。
子ども達も、今何かに集中して離れられないということは、言い方を変えるとそれにしか頼れない状態を指しているのです。
私達大人も振り返ってみると、色々な物や人に依存しながら生きていると思います。
しかし、その依存先が多い傾向にある人程視野が広い人なのでは無いでしょうか?
捉え方を整理することがカウンセリングの第一歩です!
それでも、親御さんの中で安心感は簡単に得られないと思いますし、実際にどのように子どもに関わっていけばいいか分からないと感じられる方もいらっしゃると思います。
そして、今の子どもの状況によって適しているアプローチは異なります。
不登校支援センターで子どもの現状を整理し、正しいアプローチ方法を試してみませんか?
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