【危険】不登校の子どもが言う「新学期から学校に行く」に隠された落とし穴とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
毎日寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はと言えば、これまでこの冬はインフルエンザにもかからず、元気に過ごしております。このまま突っ走りたいところです。
皆さんも手洗いうがいをして、予防はしっかりしてくださいね。
本日は・・・
三学期が始まってしばらく経ったところで、「新学期から学校に行くよ」という言葉を子どもから聞いた親御さんにお伝えしたいことがあります。
4月の新年度始まりまであと二ヶ月ほどとなりました。三学期中、なかなか学校に行きにくかった子どもにとっては、節目である新しい学年にリスタートさせたいと思っていることも多いと考えられます。
子どもからの「〇〇になったら学校行くよ~」という声
もしかすると、ご家庭でも子どもから
「〇〇年生になったら行くよ」
「新学期からはクラス替えもあるし、行けると思う」
「中学生(高校生)になったら心機一転頑張る」
そんな声を聞いた親御さんもいらっしゃるかもしれません。
そうすると親御さんとしては、新学期になったら、学校へ行けるようになるのではないかと期待が膨らみますよね。
しかし、ここで少し立ち止まってほしいと思います。
この時の子どもの心境としては、
- 「そうは言ったものの、本当に行けるかな?」
- 「新しいクラスや先生になったら行けるかもしれないけど、また同じような状況になったらどうしよう・・・」
- 「知っている人が少なくなっちゃうけど、大丈夫かな」
こんな思いを持っている可能性が非常に高いと思われます。
そして、周りの人の期待を背負っているからこその発言の可能性もあります。
子どもはお父さん、お母さん、先生、あるいは周囲の友達が、自分に学校に行ってほしいと思っていることは良く分かっている場合が多く、その期待に応えるためにそのような言葉が出たという可能性もありますね。
大切なことは周囲の人が焦らないこと
不登校の子どもが学校に行くという状況に限らないことですが、人は新しいことを始めるとき、何かを久しぶりにやってみるときは、期待と不安が半分半分くらいあるのだと思います。
周囲の人は、言葉だけではなく子どもの心の中に目を向けて、実は半分の期待と半分の不安どちらとも存在していることを感じ取ってあげることが大事なのです。
「新学期からは学校へ行くよ~」という声を聞いた親御さんはぜひ、そのことをカウンセラーにお伝えくださいね。
子どもの状況に応じた、より良い関わり方を一緒に考えていきましょう。
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