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危険なダブルバインド(二重拘束)にならない為の今スグ出来る4つのこと

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

いよいよ本格的に寒くなり、毎朝起きることが辛い季節となってきましたね・・・。

さっそくですが、みなさんは、ダブルバインド【二重拘束】というものはご存知ですか?

ダブルバインド【二重拘束】とは・・・

2つの矛盾した命令を同時に与えられ板挟みになって身動きがとれなくなってしまう状況のことを指します。

このダブルバインド、実は無意識のうちに家庭内、特に親子間のコミュニケーションの中で行われていることが非常に多いです。

ダブルバインドについて、具体例を挙げていきたいと思います。

  • 「何でも好きなことをしていいよ」と子どもに言っているのに・・・

⇒自分の思ったように子どもが行動しないと不機嫌になったり、無視をしたりする。

  • 「どうしてそんなことをするの!」と叱ったのに対して、子どもが理由を説明すると・・・

⇒「言い訳をするな」とさらに怒る。

  • 「どうして親に一言も相談しないの?」と言い、実際に子どもが相談をしてくると・・・

⇒「そんなこといちいち言わないで自分で考えなさい!」と言う。

  • 「勝手にしなさい!」と言うが、実際に子どもが好き勝手遊んでいると・・・

⇒「ゲームばっかりしてちゃだめでしょ!」と怒鳴る。

などです。

いかがでしょうか?

きっと、誰しも無意識にやってしまうものばかりですよね・・・。

では、このような言葉を受け取った子どもはどのような気持ちになるのでしょうか。

  • なにを言っても聞いてもらえない、理解してもらえない・・・
  • 信じてもらえないなら言っても無駄だ
  • 相談してもしなくても怒られるならもう何も言わず黙ってしまおう
  • お母さん(お父さん)はどうしてほしいんだろう。わからないから行動できない・・・

などといった気持ちを感じます。

そして、ダブルバインドの表現を続けると次第に・・・

なにをするにしても「親から否定されるのではないか」という恐怖が付きまとい、自分の考えたことも信じられなくなるということが起こります。

また、親の顔色ばかり伺うので、子ども自身の主体性がなくなり、自分で考えて行動すること(自立心)もなくなります。

さらに、自己肯定感も下がってしまうという危険性が高いのです!

子どもと接する上で、意識していただきたいこと

もし、前述した子どもへの関わり方に心当たりがある・・・と感じた親御さんは、ぜひ今日から以下のことを少しでも意識してみてくださいね。

①自分の発している内容は、矛盾した2つのメッセージが含まれていないか考えてから伝える

②子どもの意見や考えを尊重する

③子どもの問題と親の問題を切り離して考える

④子どもの言葉を否定しないで受け止める

これらの4つのことを今日から意識していただくことで、子どもの行動にも変化は必ずあらわれます。

ぜひ今日から意識してみてくださいね。

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