「不登校解決の為には母親が変わらないといけない」と思っている方へ
明けましておめでとうございます。
不登校支援センター横浜支部の庄子大貴です。
本年も皆さんの支援になる様なブログをご提供させて頂きたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。
さて、今回は「不登校支援のカウンセラーから伝えられる子育て術」の第2弾として
不登校解決の為には「私が変わらないといけない」と思っているお母さんに伝えたいこと
をお送りしようと思います。
「まず親が変わらないといけない」という言葉を、
- 本
- インターネット
- 第三者からのアドバイス 等
様々な媒体によって、よく見たり聞いたりするのでは無いでしょうか?
しかし「変わる」というのは非常に不可解で、難しいと思いませんか?
そして、具体的に変わる方法を実践してみても、お母さんの中で違和感を抱えられることもあるかもしれません。
もし違和感を少しでも感じられる方は、このブログをお読みいただき、参考にしていただければと思います。
「私が変わる」は出来る方と出来ない方が居ます!
不登校や子どもの非行行動にお困りで、当センターに相談に来られる親御さんのお話しをお聴きしていると、「先ずはお母さんから変わりましょう」と言われた経験や意識した経験がある方が多いな、と感じています。
もしかすると今このブログをお読みの方も、この様に言われた経験があるかもしれませんね。
しかしこの言葉を素直に実行できるタイプの方と、できない方がいます。
素直に実行できる方は、ストレス無く出来ます。しかし、出来ないタイプの方にとっては不自然になり、結果ストレスが溜まる方法になってしまいます。
ストレスの溜まる方法は子育てする上で必ず無理が生じます。
「自分には合わないな」と感じたら直ぐに辞めて頂き、自分に合った別の方法を見つけた方が良いです。
先日、カウンセリングに来られたお母さんも、ちょうどこの狭間で揺れ動いていらっしゃいました。
そのお母さんは「不登校になったのはやっぱり私の育て方が間違っていたのだと思います。だから、子どもの為に「私が変わらないと」って思うんです。でも、子どもと一緒に居れば居るほど、居ることがストレスになってるんです。」と仰られました。
実際、お母さん自身がかなりまいってしまったご様子で、医療機関に掛かろうと思われていた程でした。このお母さんにとって合わないことをやろうとしていた為にストレスが相当掛かっていた状態だったためです。
ストレスを最小限に抑えた方法を取り入れましょう。
お母さんと子どもの性格や性質は人それぞれ異なりますよね。
だからこそ、“お母さんらしさ”で子どもと接していくことが一番大切です。子どもに合わせ過ぎるのは良くない傾向になりやすいです。
例えば・・・
- 養育不安になりやすくなる。
- 過保護になりやすくなる。
- お母さん自身が常に子どもを気にするようになる。
- お母さん自身の時間が無くなる。
- 家に居たくなくなる、帰りたくなくなる。等
お母さんらしくない方法を続ければ続けるほど、お母さん自身の自由が無くなります。これが子どもの不登校が改善されるまで続くと思うと・・・考えただけで辛いものがありますよね。
お母さん自身が自分らしさに気付く中で、子どもを知り、そこから子どもへの“合わせ方”を学ぶことが大切です。
ストレスを最小限に抑える為、変わることを意識する前に、知るということを意識し、子育てしやすい環境を作り上げていく方法をオススメしたいと思います。
本日伝えたい、たった一つのこと
「無理に子どもに合わせて変わる必要はありません」ということです。
お母さんである前に1人の人ですよね。本当は楽しみながら子どもに接したいと思われるのではないでしょうか。
子どもが学校に行かなくなることで、全てを否定してしまうのではなく、“振り返る”ことが必要です。
お母さんもお父さんも、ご自身が「楽しい」「嬉しい」「安心する」などの気持ちがどんな時であったかを思い出していただき、そんな気持ちで子育てができれば、いちばんですよね。
ブログの内容に「当てはまるな・・・・・」と思った方で、それでも難しいと感じた方は、一度不登校支援センターにお越し下さい。きっと何かを感じることが出来ると思います。心よりお待ちしております。
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