不登校への対応で夫婦間で意見がすれ違う時の考え方
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今年も残りわずか、世間は年末年始に向けなんとなく気忙しいですが、みなさまどのようにお過ごしでしょうか。
さて本日は・・・
夫婦での意見の違いについて、お話していこうと思います。
センターに来られる親御さんから夫婦での意見の違いについて、色々なご相談があります。
- 夫(妻)が自分の気持ちを分かってくれない!
- 子どもの気持ちを夫(妻)が分かろうとしない!
- そもそもなんでこんなに夫婦で意見が食い違ってしまうのでしょうか? 等々
・・・このようにいろいろなご相談があります。
子どもの不登校の問題を抱えるご夫婦にとって、夫婦間での意見がぶつかることは直面しやすい問題なのだと思います。
それではなぜ夫婦間で意見のすれ違いが起こるのでしょう?
夫婦間のとらえ方の違い
まずは下の画像を見てください。
コップに水が半分入っていますね。
これを見て、水が半分も入っていると思いますか?
それとも、半分しか入っていないと思いますか?
一つの物事を見た時に人によって様々な見方、捉え方をします。その違いが生まれるのは、今までの育ってきた環境や持って生まれ持つ器質が違うからですね。
同じように、ご夫婦で子どもが学校に行けない状態を考えるのにも、同じようなことが起こっていると考えられます。
子どもがお父さん・お母さんそれぞれの前で同じように振舞っているわけではない
子どもがご家庭の中ではいつも同じ自分でいるかといったら、そうではありません。
例えば・・・
- お父さんの前では、きっちりするべきことはする
- お母さんの前では、甘えてばかりで手のかかる 等
このように家庭の中で、それぞれ真逆とも見える態度で振舞う子どもも多いのです。
実は子どもでも相手によって無意識的に態度を変えていることがあるので、同じ状況を見ているようで、実はご夫婦間で受けている子どもの印象がかなり違うということもあります。
このように考えると、夫婦間で意見が違うということは珍しいことではない、むしろあって当然とも考えられるのです。
意見の食い違いは「不登校」という問題だからこそ辛い
普段多少の意見の違いは見過ごされたり、我慢したりして問題なかったこともあるかと思います。
しかし、子どもの将来に関わる「不登校」という問題に直面したとき、それが非常に大きな問題と感じられることが多いです。
親御さんとしてはそれぞれが子どものことを思い、焦りや不安を感じるからこそ、意見の違いに直面すると、なんとかしたいというお気持ちなのだと思います。
それでは、改善に向けてどうしたらいいのでしょうか?
これについてはお父さん・お母さんが、相手がなぜそう思うのか、自分がなぜそう思うのかを分けて理解しておくといいと考えています。
視点は上記の
- お互いはどんなバックグラウンドからそう感じているのか
- 子どもがそれぞれの前でどんな態度でいるか
この2つでしたね。
これらについて理解しておくことが、ご夫婦で話合いを進めていくうえでの大切な土台となっていきます。
もし、夫婦の意見が合わないと感じ、苦しい思いをされていましたら、不登校支援センターのカウンセラーにお気軽に相談してみてくださいね。
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