「子どもと居ても楽しくない」感じた時に効く大切な考え方とは?
こんにちは。不登校支援センター横浜支部の庄子大貴(しょうじだいき)です。
今月は、14年ぶりの12月「夏日」を記録しましたが、寒い日も順調に増えてきましたね。皆様、体調管理は万全でしょうか?健康第一に過ごして参りたいと私自身気を付けている今日この頃です。
また、今回が、今年最後のブログとなります。ここまでお読み頂いた方、本当にありがとうございました。引き続き、来年もお読み頂けると幸いです。
さて、今回からは幅広い層の方にご覧頂く為に「不登校支援のカウンセラーから伝えられる子育て術」を複数回お送り出来ればと考えています。
ご近所や親戚の方で、子育てに悩まれている方が居ましたら是非このブログを紹介して頂ければと思います。
第1弾は「子どもと居ても楽しくないお母さんへ」と題します。
本当は子どもに抱きたくない感情でも、どうしても抱いてしまう・・・そんな時ってありませんか?
- これからの子育てがとても不安だ。
- 子育てのイメージが沸かない。
- 子どものことが分からない。
- 子育てが楽しいと思えない。
- いつも子どもとぶつかってしまう。
- 子どもの良い所が浮かばない、分からない。 など
このブログを読んで頂くにあたって、こんな感情を抱いているお母さん・お父さんに読んで頂けると幸いだと思っております。
子どもを育てるとき、AとBどちらの感情が強いですか?
あなたは子どもを育てる立場になったとき、AとBどちらの感情が強いですか?
A 権利
B 義務
私自身が現役の教師時代、研修の際に聞かれた言葉です。実際に子どもを育てる立場になると「自分の事よりも子どもたち」になるかと思います。
そして
- 「この子には立派に育って欲しい」
- 「何不自由なく生きて欲しい」
- 「苦労せずに生きて欲しい」
と願っている方は少なくないと思います。
それがゆえに、「お母さんはこうでなければいけない」と感じてしまい、どこか無理をしているのでは無いでしょうか?
「無理してるな」と感じている方は、もしかしたら子育てを義務だと感じている傾向にあるかも知れません。
「こうしなければいけない」と思ってるお母さんへ
先日、行きつけのお店に行くとお母さんと2歳くらいの女の子が食事をしていました。
その時の親子の様子はというと・・・
- 「早くご飯を食べなさい!」と母親が子どもの食事を急かす
- 子どもの質問に対して「良かったね」と素っ気ない反応をする
- 周りのお客さんが帰ると「恥ずかしいよ」と食事をすることを促す など
が伺えました。女の子としてはお母さんに質問をするなど何度も話しかけ、興味をもってもらいたいのか色々とお母さんのご機嫌を伺っているようでした。私は上記の親子の姿に、「もしかしたらお母さんは子育てを楽しくないと感じてしまっているかもしれない」と感じました。
子どもが不登校になった際、インターネットや書籍を読んだり人からの助言を聴いたりする中で「お母さん自身が変わらないといけません」と目にしたり言われたりした経験がある方も中にはいらっしゃるかもしれません。とは言うものの、どうすれば良いか分からないですよね。不登校支援センターに来られる親御さんも「変えようと思っても変えられないんです」と仰られます。
そこで私は、変わるのではなく、「お母さん自身のありのままの姿を思い出すことが大切」だと皆様に伝えています。
どの親御さんも頑張り屋さんですし、変わろうと悩まれる方ほど「頑張り屋さん過ぎるお母さん」だと思います。
先程の例に出したお母さんも
- 周りに合わせられる子に育って欲しい
- 自立出来る子に育って欲しい
- 社会常識のある子に育って欲しい・・・等
母親として、当然子どもに身に付けて欲しい社会性を養おうとしていたと思います。つまり、この様なお母さんは「1人で子育てをしなければいけない」、「私がこの子を育てなければいけない」と無理をしてしまっている状態のではないでしょうか?
今回、私から1つだけお伝えしたいこと
「そんな頑張り屋のお母さんを子どもはちゃんと認めていますよ」ということです。
子どもが大きくなるほど、「母と子」に直接繋がる会話は少なくなると思います。親御さん自身が息詰まったときに、ふと子どもに「お母さんらしさって何だと思う?」と聴いてみるのも良いかもしれませんね。何か新しい発見があるかも知れません。
もちろん、ここまでお母さん目線にたった話をさせていただきましたが、子どものことを考えて子育てに向き合っていらっしゃるお父さん方にも同じことが言えますね。
どうしても頑張りすぎていると感じた方は、気負いなく、お茶を飲みに来るつもりでお気軽に不登校支援センターへ子どものご相談に来て下さいね。心よりお待ちしております。
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