【発想の逆転】子ども言葉でキレた時の処方箋とは?
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
先日、我が家でこんなことがありました。
ある日休みの日の事です。私は朝からお掃除をしました。
棚の埃を払い、掃除機をかけ、ワイパーをかけ。テーブルの上の物を整理したり、洗濯をしたり・・・。
すっかり部屋がきれいになり、私は大満足。
しかし帰宅した家族が私の掃除した部屋を見て、一言。
「部屋の隅に埃がたまってるよ。」
「洗濯物のしわが伸びていないよ。」
言われた瞬間、カチンときました。
「せっかく掃除したのに、いきなり駄目だしか!」といった気分です。
その時は、ふてくされつつ部屋の隅を少し掃除して終えたのですが、改めて、あのときの自分自身の気持ちを考えてみました。
どうしてカチンときたんだろう?
もし、家族が
「部屋がきれいになっているね。でも隅に埃がまだ溜まっているよ」と言ったらどうだっただろう?
「洗濯してくれたんだね。でもしわが伸びていないから、次はもう少し広げて干したほうがいいよ」と言われたら、どう感じただろう?
私がカチンときたのは、私が起こした行動に対して「受け止める」一言が無かったからだと気づきました。
掃除も洗濯も、家族に感謝されるために行うものだとは思っていません。
しかし、「行った行動に対して、肯定的に捉えている」と示す一言があるかないかで、言葉の受け止め方は全く違うのです。
「部屋がきれいになっているね」「洗濯してくれたんだね」と、『行動に対して肯定的に受け止めている』と示す言葉があれば、その後だめ出しをされても、カチンとは来なかったと思います。
親御さんも、同じ様な経験を沢山されているのではないでしょうか?
- 「子供に朝起こしてと頼まれたから起こした。なのに『起こし方が悪い』と言われた」
- 「いつまでも部屋を片付けないから、見かねて片付けた。気が付いた子供は『自分でやるからいい』とふてくされた」
こんなお話しをよく聴きます。
「起こしてくれてありがとう。でも、もう少し優しく起こしてほしいな」
「片付けてくれたんだね。でも次からは自分でやってみるから」
と子どもが言ったらどうでしょう?
少しカチンとくる度合いが低くなるのではないでしょうか?
子どもとの対話の中でイライラしてしまう親御さん、沢山いらっしゃると思います。
そして、同じように親御さんとの会話の中でイライラしてしまう子どもも沢山いらっしゃいます。
家の中でお互いにカチンとこない、気持ち良い会話とはどのようなものか、カウンセリングの中で一緒に考えてみませんか?
関連ワード: イライラ , カウンセリング , クッション言葉 , コミュニケーション , ストレス , ヒント , ふてくされる , 不安 , 不登校 , 不登校 カウンセリング , 不登校 対応方法 , 不登校支援 , 不登校支援センター東京支部 , 会話 , 伝え方 , 否定的 , 周囲がしてあげられること , 子どもとの関わり方 , 子どもの様子 , 子どもの気持ち , 子どもの状態 , 子どもを知る , 日常生活 , 気持ちの良い会話 , 癇に障る , 肯定的 , 衝突 , 親子 , 親子関係 , 解決 , 言葉 , 言葉の選び方 , 適切なアプローチ , 関わり方 , 頭にくる