不登校の子どもが言う『暇』に隠されたサインとは?
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
カウンセリングの中で、親御さんからこんなお話しを聴きます。
- 「学校に行かないで、家でだらだらしているのに子供が『暇』って言うんです」
- 「塾の予定なのにさぼってばかり。それでいて『暇』なんて言うから頭にきます」
- 「家にいて勉強も家事も手伝わないのに『暇』とばかり言っているんです」
こんなお話しされる親御さんの心の中は
「暇なら学校にいってくれればいいのに」
「暇なら勉強すれば、家にいるなら家事くらい少し手伝ってくれればいいのに」
という気持ちでいっぱいでしょうね。
子どもの不登校状態を心配して、また忙しい中家事に育児、お仕事もされている親御さんであればイライラ、もやもやしてしまいますよね?
そんな時、考えてみたいのです。
不登校の子どもが言う『暇』ってどこから来るんだろう??
少し前の事を思い出してみてください。
『暇』と口にする前の子どもの様子。
不登校になってすぐの頃、顔色も悪く、体調不良を訴え、一日布団にくるまっていませんでしたか?
ご飯もあまり食べず、部屋から出て来なかったのではないでしょうか?
その時と『暇~』と言っている今の様子は、どのように違うでしょうか?
もしかすると、今は部屋からでてきて、リビングなど共有スペースで過ごす時間が増えてきたのではないでしょうか?
また、親御さんとの会話が、以前より増えていませんか?
不登校の子どもが言う『暇』というのは・・・
自分だけの空間から抜け出し、人が生活している状況を見て、忙しそうな人たちと自分を比較をした際に、何もしていない自分に気が付いたからこそ、『暇』と出る言葉なのかもしれません。
つまり、『暇』と言えるということは、自分以外の人、物事を見る余裕が出てきたという事とも考えられますね。
そして、今(暇な現状)とは違う何かを求めているというサインかもしれないですね。
そんな時が、不登校と向き合い一歩踏み出すタイミングかもしれません。
では具体的に、どこから始めたらいいか、どんな声掛けがいいのか、私たちカウンセラーと一緒に見ていきませんか?
関連ワード: カウンセラー , カウンセリング , コミュニケーション , サイン , ストレス , 不登校 カウンセリング , 不登校支援 , 不登校支援センター東京支部 , 会話 , 体調不良 , 周囲がしてあげられること , 変化 , 子ども , 子どもとの関わり方 , 子どもの様子 , 子どもの気持ち , 子どもの状態 , 子どもの自立 , 子どもへの接し方 , 子どもへの適切な接し方 , 子どもを知る , 成長 , 暇 , 気付く , 親子 , 親子関係 , 言葉 , 退屈