【事例】言葉数が少なく大人しいA君とのカウンセリング日記②
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
前回に引き続き、愛すべきA君との戦いの日々について書いていこうと思います。A君は、言葉ではなく首を振ることでコミュニケーションをとっていたと書いていましたが、その続きです。
前回ブログ⇒【事例】言葉数が少なく大人しいA君とのカウンセリング日記①
A君とのコミュニケーションはこちらがしゃべると、A君がうなづいて答える、という感じでした。
親御さんの言っていたとおり意思疎通が難しいタイプでしたが、簡単に彼への対応方法が見えてきました。それは、お母さんとA君との会話の中にヒントが散りばめられていたことで分かったのです。
ある時、お母さんはA君にこんな問いかけをしました。それは・・・
「今日何食べたい?カレーでいいかな?」
他の会話もそうですが、お母さんとA君との会話には特徴がありました。
上記のように、A君の意見を聞くのではなく、お母さんが「コレが正解だろう」と考える答えを想像し、それをA君に問いかけることで成立するコミュニケーションでした。
世のお母さんは子どもの好きなもの、嫌いなものをよく知っていますよね?
お母さんは正解を知っているがために、はじめから彼が首を振りそうなことを喋っていたんですね。
そうすることでA君とのコミュニケーションはスムーズにいくことが分かっていたからでしょう。お忙しいお母さんですから、A君の返事を先回りして問いかけてしまうことも致し方ないことかもしれませんね。
次回はそんなA君とのカウンセリングについて、書いていこうと思います。
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