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【人目が気になる方へ】考え方が一転する魔法の言葉

こんにちは、不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。

よく、「人目を気にしてしまう」ということで悩まれる方がいらっしゃいます

カウンセリングを実施していく中で、「人目を気にしてしまう」ということで悩まれる方がよくいらっしゃいます。

かくゆう私も人目を気にするタイプでして、(めったに行かないですが)、少しオシャレなレストランや施設に入ることに抵抗を感じます。

気になってしまうものはしょうがないですからね(笑)

  • 道を歩いていても、誰かに見られている気がする
  • お店でご飯を食べている時、ヒソヒソ噂話が聞こえてきそう
  • こういう場所に自分がいるなんて場違いじゃないかと、居心地が悪くて緊張してしまう

こういった思いを抱くこと、皆さんにもありませんか?

今回はこのように人目が気になる心理や、その対応について考えていきたいと思います。

そもそも人目が気になる心理とは?

そもそも人目が気になる心理とはどんなものでしょうか?

考えられるものは主に以下の2つと言われています。

①自分に対してマイナスの矢印を向けてしまっている

これには「自己承認」という考えが関わってきます。

「自己承認」とはいかに自分のことを受け入れられているか、自分に対して肯定的な感情を持っているか、ということです。

もし自分のことが嫌いな場合、

  • 「〇〇が出来ないなんて、自分はダメ」
  • 「あの人と比べて自分は劣っている」

に代表されるように他者との比較の中での優劣によって自分に対してマイナスの矢印を向けてしまい自己承認が出来ない状態となります。

もちろん、こういった感情が原動力となり自分を奮い立たせる人もいますが、マイナス矢印を向けたままの状態だと、自己承認は出来ないままとなります。

その結果、

  • 「きっと私は周りからダメと思われている」
  • 「〇〇君のほうが優れているから自分の事をみんな哀れな目で見てくるに違いない」

という人目を気にする自分が形成されていくことになります。

②「投影」という心のメカニズムが働いている

人目を気にする心理の2つ目として挙げられるのが「投影」という心のメカニズムです。

投影とは少し分かりにくい概念なので例を交えてお伝えしますね。

例えば、自分の性格を「内気な性格で嫌」と感じている人は、実はそれは自分の周りにいる内気な性格の人のことを自分自身が嫌だと感じていることが多いのです。

しかしながら「内気な性格の人は嫌」という感情を持っているのは倫理的に良くないと考えた場合、自分自身の中にその気持ちがあるのではなく周囲が自分に対して持っている感情だと思い込もうとする・・・いわば自己を防衛する心理のことを投影といいます。

このように自分を守ろうとする心の防衛機能があるが故、「きっと周りからはこう思われているに違いない」と人目を気にしてしまうことにつながってしまうのです。

人目を気にしている子どもを目の前にした時

では「人目が気になるから〇〇したくない!」と、子どもが言ってきた時に皆さんだったら何と返してあげるでしょうか?

  • そんなの気にしなくて大丈夫だよ
  • 誰もあなたのことなんて見ていないんだから
  • 自意識過剰だよ・・・etc

ついつい、こんな風に言いたくなることはありませんか?

しかしながら、先に挙げた心理状態の

①自分にマイナスの矢印を向けている

②投影という心のメカニズムが働いてる

という状態の中で、人目が気になることを「気にしなくても良い」に変換することは実はとても難しいことだと思うんです。

眠れない時に、「寝なさい」といわれても寝ることが難しいように・・・。

目からウロコの上司から言われた一言

とある日、上司からこんな一言を言われたのを、未だに覚えています。

「人目が気になるって、外の世界にアンテナを張れている証拠だよ」

「なんでその良い特性を活かそうとしないのかな」

私にとっては、まさに目からウロコでした。

「人目が気になる」を「人目なんて気にしなくて良い」ではなく、

「人に対してアンテナを張れている証拠、すごく良い特性」

こんな風に転換してしまったわけですね。

心理学の用語で「リフレーミング」というものがあります。

ある一定のフレーム(枠組み)で見ていたものを別のフレームで見直してみることを意味しています。

この場合、「人目が気になるという」というネガティブな枠組みを、別の枠組み、つまり「人に対してアンテナが張れている証拠」というポジティブな枠組みで見直してみるということが実践されたということになります。

凝り固まった捉え方を少し別の角度から見てみることでその人自身が生きやすくなっていく効果があると考えられます。

人目を気にしていることも受け入れ、むしろそれがどれだけ恵まれていることなのかを伝えてあげること。「そんな風に自分のことを思ってくれる人がいるんだ」と思えたらなんだか勇気が湧いてきます。

まとめ

人目を気にする心理と、その考え方を一転させるリフレーミング。

皆さんはどうお感じなりましたか?

自分自身の心におきている事に耳を傾けて自己認識をし、その上で対応を考えてみると案外突破口は見えてくるかと思います。

自分を知りたい、子どものことをもっと分かりたいと思っている方は、一度カウンセラーとお話してみるのはいかがでしょうか?

本日は以上になります。

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