子どもが不登校で悩んでいる方へ〜不登校専門カウンセラーからの伝言〜
こんにちは。不登校支援センター札幌支部の松本です。
今回のブログは、子どもの不登校で悩んでいる親御さんへ、私のカウンセラーとしての経験から感じていることについてお伝えしていきたいと思います。
不登校支援センターに初めて相談に来た時の子どもたちの様子
現在までに、多くの子どもたちが不登校支援センターに相談に訪れています。そんな日々のなかでも、初めて不登校支援センターに相談に来たときの子どもたちの様子を、私は決して忘れることはありません。
- うつ向き加減な子
- 声が小さい子
- 小さな物音に敏感な子
- 中にはカウンセリングルームに入ることが出来ない子 等
そんな子どもたちが、カウンセリングを経て自ら進路を定め、目的に向かって歩き出した時に、「もう安心だな」と私は胸をなでおろします。
そして不登校支援センターを巣立っていく子どもたちを、安心して送り出している間にも、私には新たに相談に訪れる子どもや親御さんとの出会いが待っています。年間を通して様々な事情を持った子どもたち、そして様々な思いを抱えた親御さんが、不登校支援センターには相談にいらっしゃいます。
私たち日本人の習性なのでしょうが、人と違うことを恐れ、「当たり前」という言葉を使い、物事を片付けてしまうことが多いのではないかな、と感じています。不登校に対する世間一般的な印象も例外ではなく、学校に行く事は当たり前。学校に行かないことはおかしいこと。・・・このように考えられてしまう場合もあるということは、残念ですが致し方のない事なのかもかもしれません。
子どもの不登校で悩んでいる親御さんにお伝えしたいことは・・・
私たちカウンセラーが関わってきた、センターに相談に来られる子どもたちも、皆さんのお子さんと何ら変わらないということです。
私がカウンセラーとして向き合ってきた子どもたちの特徴は、
- 繊細
- 頑固
- 生真面目
- せっかち
- 神経質 などなど
挙げだしたらキリはありませんし、だんだんとあまり良い言い方ができなくなりますが・・・笑。
しかし、私がカウンセラーとして触れ合ってきた子どもたちの特徴は、怠けている要素から始まった不登校は一つもない事でもあります。
寧ろ真面目な子どもたちが多く、頑張りすぎや、考えすぎでパンクをしてしまい、不登校という選択をとった子が多いのです。
私自身、中学1年生から2年生の終わりまで学校には行っていませんでした。このカウンセラーという仕事をしているからこそ語れることではありますが、決して良い思い出ではありません。いまから四半世紀前の話にはなりますが、その期間のことは、よく覚えています。
正直に申し上げますと、私はその不登校の期間に深夜の街を徘徊し、それこそ補導をされたり、悪さをしてしまったり・・・と負の連鎖を止めることができず、どんどん悪い方向に進んでいってしまったという経験があります。そしてそんな私の言動により、家族や周囲の方々に多大な心配や、迷惑をかけたこともまた事実なのです。
ですが、25年前の松本少年(笑)を救ってくれたのも、私を信じてくれた人たちがいてくれたことでした。
学校の担任の先生や友人、そしてなによりも家族が私を信じてくれたこと。そして、周囲の人たちの支えのおかげで今、私は不登校支援センターでカウンセラーとして不登校支援を行えています。
だからこそ、皆さんにも子どもの可能性を信じていただきたいのです。
私もカウンセラーという職業を通じてたくさんの奇跡を目の当たりにしてきました。そこにあったのは、いつも子どもたちの可能性です。
この可能性は小さくすることも大きくすることも出来ますが、それには適切なやり方とタイミングで働きかけを行っていくことが大切です。
親子という近すぎる関係は、時に真実が見えづらくなることがあるかもしれませんよね。そんな時はカウンセラーという他者の目から見た事実、考え方で状況を判断していくことで、状況を打破することも出来るかもしれません。
子どもを信じるということ
「信じる」とは、非常に難しい言葉ではありますよね。しかし、子どもたちの可能性は無限大なのです。どんな子どもにも、可能性は必ずあるのだということを、私は今までの経験のなかで実感しています。だからこそ、親御さんにも子どもたちのことを、その可能性を信じてあげて欲しいと思うのです。
「信じる」という事は、時に裏切られることもあるのかもしれません。裏切られるということは、とても悲しいことですよね。
しかし、それでもやっぱり子どものことを信じてあげたいですよね。
時に、子どもの可能性を見出していくことが、親御さんだけでは難しいこともあるかと思います。そんな時は不登校支援センターのカウンセラーと一緒に考えていきましょう。
子どものことをより深く知っていく良い機会になればと思いますので、是非一度、気負われることなく不登校支援センターにご相談にいらして下さいね。
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