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不登校の子どもを持つ親の子どもへの接し方パターンとは?

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

だんだん寒さを感じる季節となってきましたが、体調などは崩されておりませんでしょうか?

私は、まだ今年一度も風邪は引いておりません。我ながらにびっくりしています・・・。

それはさておき・・・

いきなりですが、ご家庭では、どちらの接し方を子どもにしていることが多いでしょうか。

どちらも「学校に行っていない」「不登校」ということを前提にお考えください。

【パターン①】

  • 学校へ行かないのに、家でゲームをするか友人としょっちゅう遊びにいっている。
  • 学校に行っていないのだからせめて家の手伝いをしてほしいと言うと、最近家の手伝いをしだした。学校に行っていないのだからこのくらいは当たり前だと思う。むしろもっと家のことを手伝ってほしい。
  • 学校に行かないのであればせめて家族の役に立つことをしてほしいと思うし、本人にもさせなきゃいけないと思う。
  • 朝は学校へ行っていたときに比べると4時間くらい遅く起きるようになった
  • 明日も行かないのかと思うと親としてはいたたまれない気持ちになる。

次にパターン②です。

【パターン②】

  • 最近、友人と遊びにいくことが多いからか、表情が前よりも明るくなった気がする。
  • 笑顔もだいぶ増えたように思う。
  • ゲームをしているときは楽しそうで、ゲームについてこの間子どもに聞いたら、やり方やキャラクターについて嬉しそうに教えてくれた。すると、なぜか自分から学校について話題を出すようになってきた。
  • 朝は遅めには起きているが、夏休み中と比べると1時間くらいは早く起きるようになった。
  • お手伝いをしてほしいとお願いすると、少しずつ手伝いをしてくれるようになった。
  • 学校へいっていたときは全くしなかったけど、お手伝いを通して色々子どもと話す機会も多くなった。

いかがでしょうか。分かり易くするためにあえて極端に書いた部分もあります。

当センターへ来られる親御さんはパターン①の視点にたっておられる方が多いです。

無理もないです。子どもが学校に行っていないというだけで親御さんからしたらストレスになり、さらに家の中でもゲームをしたり遊びにばっかり行ったら、誰だって少なからず苛立ちを抱いてしまいますよね。

では、このパターン①とパターン②はどのように異なるのでしょうか。

それは・・・

パターン①は「結果」だけに着目してしまっています。

なぜなら軸が、学校へ「行く」か「行かないか」になってしまっているからですね。

この軸で見てしまうとせっかくの子どものよい変化も見落としてしまったり、よい変化があっても「どうせ学校に行っていない」という事実で打ち消してしまっている、という可能性があります。

そうすると子どもはどんな感情を抱くでしょうか。

  • 「やっぱり自分を分かってくれていない」
  • 「がんばっても結局見てくれないんだ」
  • 「否定された」
  • 「認めてもらえない」

といったようなマイナスな感情を抱いてしまう可能性があります。

このようになってしまっては家庭内でもおそらく負のスパイラルに陥ってしまいかねません。

では、パターン②ではどのような部分に軸を向けているのでしょうか。

それは・・・

パターン②は、結果ではなく「過程」「中身」に軸を置いています。

「結果」として見てしまうと、パターン①②のどちらも「学校に行けていない」「不登校」のままで終わってしまいますよね。

しかし、軸を「過程」や「中身」に向けてあげるとどうでしょうか。

上記の例でいうと

  • 友人と遊びに行くようになって、表情が明るくなり笑顔も増えてきた
  • ゲームについて聞いてみると嬉しそうに教えてくれた
  • 自分から学校の話をしてくれた
  • 夏休みと比べると早く起きるようになった
  • お手伝いをしてくれるようになった
  • 家の中での会話が増えた

など上がると思います。

「結果」だけ見たらどちらも「不登校」であることは変わりません。

軸を「結果」に向けるのではなく、「過程」や「中身」に目をむけることによって、子どもも次第によりよい行動を増やそうという気持ちになるかもしれませんね。

まずは子どものがんばっている「過程」や「中身」に注目してみませんか?

今よりも親御さんが心にゆとりをもって接することのできるようにカウンセラーは全力でサポートさせていただきます。

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