不登校を解決する為にカウンセリングを受けるかどうか迷われている方へ
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
今日は、不登校支援センターへカウンセリングに来られるかを迷っておられる方々に、カウンセリングの捉え方についてひとつの視点をご紹介したいと思います。
あるジャーナリストの言葉
数年前、テレビ番組の「とくダネ」や「ミスターサンデー」という情報番組などでコメンテーターとして活躍されていた 竹田圭吾さん というジャーナリストがおられました。
残念ながら膵臓癌にて生涯を終えてしまわれたのですが、その方が残された言葉で、私が非常に勉強になった言葉がありましたので、皆さんにも紹介します。
「自分は社会の空気を調整する、エアコンのような存在でありたい」
その意味として、竹田さんは、
「世論は一つのテーマに熱くなりすぎる時があり、その問題の本質に対して、冷静な見方をできなくなる時がある。そんな時に、影響力のある様々なメディアでの情報は常に冷静な見方をしなければならない。」
というような解釈をもっておられました。
世論の流れに沿ってコメントし、世論を煽り、国民の人気を得ようとするコメンテーターも中にはいると思いますが、竹田氏はあくまで
「物事の本質を冷静に見極める為」に・・・という自分の役割をまっとうされたようです。
- 世の中が熱くなりすぎていたら、少し冷まして冷静に見られるようなコメント
- 大事な問題に対しては、いまいち世の中の関心の高まりが低いときこそ熱を上げる為に、鋭い切り口でのコメント 等
例え自分が責められる可能性があっても、世の中が「物事の本質が見られるように」というご自身の信念をまっとうする為に、51歳の若さで病に倒れるその間際まで、テレビに出演し、コメントし続けておられました。
他にも竹田氏は
「情報は疑え。情報をコントロールするのは自分次第」
であるという言葉も残されました。
私は不登校支援カウンセラーとして、この竹田氏の考えから学ぶことが非常に多かったと自身の経験を通じて実感しています。
不登校を解決する為にカウンセリングに来られるかを迷われている方へ・・・
不登校という問題を抱えた子どもの状態に対して、親御さんの関心が低い時があります。逆に関心が強すぎて、過保護や過干渉に寄ってしまったりして、親子関係の悪化や、自立心の芽生えが遅くなる可能性があると感じることもあります。
いずれにせよ、感情的に(低くても高くても)不登校の子どもと接することは、冷静さや客観性を失ってしまうことに繋がりかねません。
そこでカウンセラーにご自身のお気持ちや抱えている感情をお話しいただき、カウンセラーが、専門知識や不登校支援センターにある膨大な事例情報用いて、それらの情報を共にコントロール(調整)させて頂くことも、我々の役割だと思っております。
ですので、カウンセリングに通われることを迷っておられる方がおられましたら、一度ご自身の持っている情報を、カウンセラーと一緒にコントロールしてみることで、ご自身の感情をコントロールすることを試して頂くことをおすすめします。
関連ワード: カウンセラー , カウンセラーの役割 , カウンセリングの役割 , コントロール , 不登校 カウンセリング , 不登校支援センター大阪支部 , 不登校解決 , 働きかけ , 子どもが何を考えているか分からない , 子どもとの関わり方 , 子どもの自立 , 客観的な視点 , 客観視 , 情報 , 感情的になってしまう , 本質 , 母子分離不安 , 相談 , 第三者 , 自立心 , 行動 , 親子関係 , 親子関係の悪化 , 解決 , 過保護 , 過干渉