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【事例】言葉数が少なく大人しいA君とのカウンセリング日記①

こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。

北海道では一足先に秋が訪れ紅葉もはじまり、冬が少しずつにじり寄ってきている気配を感じます。

本日は、つい最近まで不登校支援センターに通っていたA君とのカウンセリングについてお話しいたします。

大人しく、口数の少ないA君との出会い

A君と私が最初に出会ったのは、彼が小学校5年生の夏休み明けでした。

A君は、夏休み明けから登校しなくなり最初のうちはお母さんが無理やり学校に連れて行くなどしていました。しかしその後すぐに行けなくなり、担任の先生が家庭訪問をしても顔は出さないなど、ある程度不登校の傾向が出ている状態でセンターにカウンセリングを受けに来られました。

彼と会ったときの第一印象として非常に大人しい子という印象でした。また、親御さんからのお話しによると、A君は非常に大人しく、また言葉数も少ないため意思疎通が難しいとのことでした。

そんなA君のコミュニケーションの取り方とは・・・?

不登校支援センターでは基本、三者面談はしません。カウンセラーと親御さん、カウンセラーと子どもという分かれた形でカウンセリングを進めていきます。

そして、A君との一対一のカウンセリング時に、親御さんから聞いていた事がよくわかりました。

A君は、あいさつの段階から会話に至るまで、全て首を振るというかたちでコミュニケーションをとる子どもでした。

やはり言葉での意思疎通が難しいということですので、「なかなか手ごわい相手が来たな~!笑」と思いましたが、A君の家庭での様子を聞く中でA君がこのコミュニケーションに至った理由が見え始めてきました。

A君のご家庭は、お父さんは単身赴任で、北海道外の離れた場所で暮らしています(月に二回は帰ってきます)。お母さんもお仕事をされており、A君が小学校1年生の時に復職され多忙な日々を送ってきました。お母さんの帰宅は夕方18時頃。A君は一人っ子でした。

幼い子ども心には、家族と過ごす時間が短いことで寂しさを感じることもあったかもしれませんよね。しかしA君は不満や文句は一切言わないという子どもでした。

そしてA君とのカウンセリングがスタートします

A君との格闘(カウンセリング)はまだまだ続きます。笑

次回のブログではA君とのコミュニケーションの糸口についてお話ししますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【事例】言葉数が少なく大人しいA君とのカウンセリング日記②

【事例】言葉数が少なく大人しいA君とのカウンセリング日記③

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