【報告】親子の為のコミュニケーション講座を大阪で実施しました!
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の佐久真です。
大阪市内で開催された、とある相談会に不登校支援センターも参加しました
2018年9月8日に大阪市内にあるアクセス梅田フォーラムにて、とある相談会が開催されました。
この相談会は、不登校や中退など学業や進路に悩む小中高生とその保護者、高卒資格の取得を希望する方を対象とした個別相談会です。
関西エリアを中心に、
- 通信制・単位制高校
- 技能連携校
- 高等専修学校
- サポート校
- フリースクール
- 寮のある学校
などがこの合同相談会に集い、一人ひとりに合った進路を考えるという相談会は毎年開催されています。
今年は、不登校支援センターはカウンセリングコーナーを設置し、参加された方々のお悩みをその場でお聞きしました。また、不登校支援センターの法人支援部門であるソーシャルアドバンス株式会社からは、不登校支援センター大阪支部の佐久真カウンセラーが、「親子の為のコミュニケーション講座」をテーマにした教育講演会に登壇しました。
この相談会にご参加される方々は
- 小中学生(不登校、登校拒否、ひきこもり傾向の児童・生徒)
- 高校生(学校生活が苦手な生徒/今の学校が合わないと感じる生徒/転・編入学を希望する生徒など)
- 高校中退者や勤労者(高校資格や大学・専門学校受験資格、各種資格取得を希望する者など)
- スポーツ、芸能、ファッション、デザインなど専門分野への進路を希望する方
- 上記の保護者の方
と幅広く募っておりましたので、様々なお悩みを抱えた皆様に講演会にもお越しいただき、お話しをさせていただきました。
そこで、今日のブログでは、当日講演会の中でお話をした、「コミュニケーションのポイント」という部分をまとめたものを記載したいと思います。
コミュニケーションのポイントとは?
1.短く
- 話してもよさそうな内容を取捨選択し、簡潔に伝えることで、相手の話をしっかり聞くことに意識を向けることを意味しています。
- 普段話をしていないと、話が長くなる傾向が見られます。
2.肯定的に
- してほしくないことではなく、してほしいことを伝える方法。子どもを責めるような口調が和らぐかもしれませんね。
- 非難や悪口など、悪いところばかりに注目しすぎないということも意味しています。
3.特定の行動に注意を向ける
- 行動の変化は、感情や考え方の変化よりも見つけやすいはずです。ほめるときも叱るときもどの行動について言及しているのか明確にしましょう。
- 行動を明確にしない場合は、人格否定につながることが多いので注意が必要です。
4.自分の感情の名前を明確にする
- 自分の感情の名前を明確にすることで、自分がどのような状態に陥っているのかを、客観視(リフレーミング)することでき、その結果感情のコントロールが出来ることに繋がります。
5.部分的に責任を受け入れる
- 外的結果を踏まえて、部分的に責任を受け入れることができるか、冷静に分析、振り返ってみましょう。
- 子どもを単に非難したいのではなく、家族が自信の役割を良く考えようとしているのだということを、子どもにしめすことにもなります。
6.思いやりのある発言をする
- 内的きっかけの分析を元に、問題となっていることを子どもの視点から理解したことを言葉にしてみましょう。
- 共感的理解は許すことではありません。その行動について理解を示すだけです。
7.自省を促す
- 短期的結果の分析から、問題行動が維持されている背景に、短期的メリットを得ているという点に共感的理解を示してください。
- 次に長期的結果の分析を踏まえて、長期的デメリットについて話し合うことで、子どもの自省をうながすことに繋がります。
8.援助を申し出る
- 自省を促し、子どもから援助を求めてきたら、それから親御さんからの援助を申し出る、ということが大切です。
- 先回りをしないようにするというのがポイントだと思います。
最後に・・・
上記に上げたコミュニケーションのポイントの中で、「やってはいけないな~」と感じられることを、やっていらっしゃるのであれば、まずそれを止めるというところから始めてみてください。
人間誰でも、親御さんでも、すぐには行動を変えることは難しいですよね・・・。なので、「今間違ったコミュニケーションのとり方をしているな・・・」とご自身で気づき、そして少しずつでも止めていくというのがまず出来ることだと思います。
是非気持ちの余裕のある時にやってみてくださいね。
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