学校に行っているから安心!は危険!突如不登校が再発する理由とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
先月は私の地元、北海道で大きな地震がありました。被災された方は大きな不安が残っていると思います。これから迎える冬に安心して入って行けることを心より祈っております。
またご連絡をいただいた方々、本当にありがとうございました。
いざ迎えた新学期
二学期が始まり、ある一定の時間が経過しましたが、子どもの様子はいかがでしょうか。
- 学校には行けている
- 夏休みが終わり、様子がおかしい
- 夏休み前後と変わらない ・・・等
当センターにも上記のようなご相談が多く寄せられています。
そんな中、今回は学校へ行くことが出来ている子どもについてのお話です。
「学校には行っているのですが・・・」
9月某日、とある親御さんが不登校支援センターへ相談に来られました。
「子どもが夏休み中から『2学期からは学校へ行く!』と言っていて、実際に2学期からは学校へ行くことは出来ています。ただ、毎日ひどく疲れて帰ってくるんです」
このようなご相談を受けました。
実は、上記のようなお話は夏休み明けのご相談として、かなり多い内容なんですね。
では、10月頃になるとどのようなご相談が多いかと言いますと・・・
「夏休み明けは学校に行けていたのですが、また行けなくなってしまったんです・・・」
このようなご相談が多くなります。
- 夏休み中に学校に行くと決める
- 実際頑張って行く
- 疲れや違和感が出始める
- 休み始める
- 本格的に休む
上記の順序が夏休み中から明けにかけて、よく見られる子どもの様子です。
結果として「行けていない」「できていない」という様に見られてしまいますよね。
子どもとしても、同じところに目線が行ってしまい、自信がなくなってしまったり、機嫌が悪くなったりということが見られるようになってしまいます。
ここで親御さんに目を向けていただきたいことがあります。
上記の流れの中で、子どもができなかったことではなく、何かできたことはありませんでしたでしょうか。
人間は結果を見てしまうことが多くありますが、プロセスの中にも目を向けてみてください。
例えば・・・
- 宿題は取り組んでいた(部分的にも)
- 朝起きようとしていた
- 登校への意識が見られた 等
些細なことでも構いません。子どもができていたことはないか、思い返してみてください。
その上で、今からできることを考えていくことが大切なのです。
親御さんとしても、子どもが学校に行けないことで落ち込んでしまったり、焦ってしまっている方も多いかと思います。
ですので、先ずは立ち返ってみて、子どもができていたことがあるのかを探してみてください。その上で、「今から何ができるのか?」という大切なことを、考えていくことができるのですね。
専門家の目線でこれは「できていることですよ!」とお話できることもありますので、
- 「何ができているのかわからない」
- 「これはできていると考えていいのか・・・」
という方は、ぜひ不登校支援センターへご相談にお越しくださいね。
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