不登校専門カウンセラーが教える最近の子どもの傾向〜演じることをやめる子どもの増加〜
こんにちは、不登校支援センター札幌支部の松本です。
9月がはじまって間もなく北海道で震災があり、私も2日間停電の状態を体験しました。あらゆる意味での非日常を経験したことで、電気のありがたさを痛感すると共に「備えあれば憂いなし」という言葉を思い出していました。
震災後、不登校支援センターに通っている子どもたちとも再会し、少しずつ平常通りの生活が始まりましたが、今回の震災を経験をしたからこそ、今後について考える良い機会になってくれたらと思います。
演じることをやめる?ここ数年の子どもたちの傾向
今のこの時期は、夏休み明けから学校に行けなくなる子どもたちが増え始める時期です。震災後も続々と相談にいらっしゃっていますが、ここ数年で子どもたちの傾向が変わり始めているなと感じます。
特に、『演じることをやめる子どもたち』が増えてきたと感じます。
私たちは、環境や集団に適応する為に、なにかしらを自分を演じることを求められますよね。しかし、この頃カウンセリング内で話す子どもたちは、中学生、高校生である自分を演じることをやめている子が多くなってきているのです。不登校の生徒を演じることをしないで自由奔放に過ごす子たちは、親御さんや学校の先生がたを困らせることも度々あるのではないでしょうか。
では、なぜ演じることをしない子どもは扱いづらくなってしまうのでしょうか?
そこにはある種、予定調和という言葉が存在しています。
子どもは、生徒である自分を演じなくなることで
- 教師と生徒という関係を拒む
- 教師に対しての敬意を払わなくなる
といった状態になることが考えられます。
そしてご家庭内では、自由な振る舞いが多くなり、親御さんを困らせることもあるのです。
だからこそ、「今の子どもはどの不登校の段階にいるのか?」ということを早めに知っていくことが、その子どもにとっての適切な支援をおこなっていくためにも肝要となるのですね。
子どもの振る舞いに気になることやお困りのことがあれば、不登校支援センターにご相談にお越しください。
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