機嫌が悪い子どもの気持ちをスッキリさせる「感情のラベリング」とは?
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
突然ですが、ご家庭で、こんなことはないでしょうか?
子どもの機嫌が悪いが原因も分からず、接し方が分からない・・・
- 子どもが「イライラする」「むかつく」とよく口にするが、何に対してか本人もわかっていないようだ
- 子どもから「うざい」と言われるが、何が「うざく感じられる」のかわからない
- 子どもの機嫌がいつも悪く、どう接したらいいのか迷う・・・
子どもの漠然とした感情に、親御さんもどうしていいのかわからないという声を、よくお聞きします。
では、子どもだけが自分の気持ちを上手に言葉にできないのでしょうか?
私たち大人も、なんとなくもやもやした、マイナスの感情が気持ちを支配することがありますよね。
- 今日は気分が乗らない
- ちょっとした事で落ち込んで、立ち直りが遅い
- 何となく悲しい気持ちが長引いている 等
「自分でも感情の整理がつかない」「自分が抱いている気持ちが、どのようなものなのかわからない」なんてことがあると思います。
人間は不思議なもので、不安があるところに、滞在します。
「なんだかわからないもやもやした気持ち」という漠然とした不安を感じている間は、その不安から距離を取ることができず、ずっと嫌な感情とお付き合いしなくてはいけません。
では「なんだかわからないもやもや」を、すっきりとさせるにはどうしたらいいでしょう?
それは「感情のラベリング」です。
【感情のラベリングとは・・・?】
言葉にすることが難しいもやもやとした感情をあえて言語化し、客観視することです。
例えば「今日、仕事で失敗した」としましょう。その時、自分が感じた気持ちを言語化します。
- 失敗して辛かった
- なんであんなミスをしたのかと自分を責めている
- 上司に注意されたところを同僚に見られて、恥ずかしかった
などです。
すると、当時感じていたマイナスの感情が、どのようなものだったのか整理されます。そして、明確になった感情を認識することで、自分の気持ちを客観視し、マイナスの感情も含めて自分を認め、自分自身と向き合うことができるのです。
子どものラベリングのお手伝いとなる「一言」をかけてあげましょう
このラベリングには、『気持ちを言葉にする力』が必要となります。
子どもの年齢によっては、一人では感情を言語化することが難しいかもしれません。そんな時、是非親御さんに子どものラベリングをお手伝いしてほしいのです。
「今日はとても疲れているみたいだね」
「お友達と喧嘩して、悲しいのかな」
「イライラしているのは、宿題が終わらなくて焦っているからなのかな」
など、子どもが今持っている気持ちと向き合うことができるような「一言」をかけてみませんか?
その一言を聞いて、子どもは自分の感情が、何によって生み出されているかを自分自身で少しずつ探していくのです。
- 言語化した気持ちと、どのように向き合っていくのか
- マイナス感情も含めて自分を認めるにはどうしたらいいのか
私たちカウンセラーと一緒に考えていきましょう!
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