不登校解決現場レポート

転校したら不登校は解決するのか②「転校する」という手段の見極めポイントとは?

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

今回は前回のブログ転校したら不登校は解決するのか①「転校する」という手段は3つのパターンに分けられるの続きを書いていきたいと思います。

前回のブログから・・・

転校のパターンは

  1. 命を落としかねない、人格を著しく否定されるようないじめにあった場合。もしくは不登校中もしくは不登校の予兆を見せ始めた時期にに家庭環境が大きく変化した場合。
  2. 転校先に今の高校を辞めてでも、そこに行きたい大きな動機ができた場合。
  3. 今の学校を辞めたいがための転校である場合。

この3つに分けられると書きました。

【1の場合】
学校と話し合うしかありませんし、最終的には本人の意志を尊重するしかありません。

【2の場合】
保護者・学校側も納得できる理由であれば、経済的なものなどが問題ないならば、転校させても構わないと思います。

【3の場合】
注意が必要です。前回のブログにも書きましたが、不登校支援センターに来られる方でも大きく2つのパターンに分けられるからです。

  • 今の学校で初めて不登校になってしまった、なってしまいそうだというパターン
  • 転校したら行くと言っていたのですけど2校目も行かなくなりましたというパターン

2つ目のものは、社会人になっても同じ行動パターンをとりやすくなります。ストレスがかかると環境を変えたくなるといったようなことにもなりかねません。また転校して学校に行けたとしても、根っこにはこの行動パターンが潜在的に残る可能性もあります。

まず、転校という手段が2か3どちらのパターンか見極める必要があります。

2と3の見極めのポイントは、

学校を辞める時にどういう行動をとるか

ということです。

2の場合は先生の面談でも応じるケースがほとんどです。子どもは、辞めたい理由や次の学校に行きたい理由もはっきりと言えます。

先生に会いたがらない、面談であっても学校に入れないなどあれば、転校するという手段は3のパターンであるケースがほとんどです。これは転校しても、解決とは言いがたいです。次回は3である状態を疑える場合、どうするのかについて、書きたいと思います。

※このブログは2017年11月5日ブログの再掲載です。

※転校したら不登校は解決するのか③今の学校を辞めたいがための転校への対処法

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