子どもへの接し方を失敗した時の対応方法とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今年は暑さが厳しかったですね。まだこの蒸し暑さは続きそうです。体調にはお気をつけくださいね。
子どもへの対応に失敗してしまった・・・と落ち込むお母さん
以前、子どもへの接し方を失敗してしまったということで、ひどく落ち込まれたお母さんが不登校支援センターへ相談にお越しになりました。
「子どもができたことを褒めたのですが、その後何故かそのことをやらなくなったんです・・・」
親御さんが良かれと思ってやったことが、子どもには良い方向には響かなかった・・・
ということがそのご家庭では起こっていました。「良かれと思って言った(やった)のに」という想いであれば余計に辛いですよね。
このような想いをされると、
- もう何もしない方がいいのでは
- 何をすればいいのかわからない
- 何かをしても悪い方向に行ってしまうのでは
という気持ちになってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親御さんの、「今よりも悪くならなければ・・・」という気持ちも十分理解できますし、何よりも、親御さん自身がこれ以上嫌な想いを抱えたくないという気持ちもあるかと思います。
まずは、子どもへの対応について振り返ってみましょう
良かれと思っての対応をした親御さんですが、子どもから思うような反応が得られなかったとき、
- 果たして本当に、子どもへの対応は失敗だったのか
- 子ども達はどのような気持ちになったのか
と考えていただきたいのです。
親から子どもへの接し方はご相談として一番多く頂くものなのですが、正解と言い切れるものは一切ありません。そのときの状況や、子どもの特徴によって大きく異なるからなんですね。ですので、ふさわしい接し方を考えるためにも、親御さんからのアプローチを子ども達がどのように受け取ったのかが重要になります。
例えば…
- 嬉しいことを言ってもらえたが、恥ずかしくて逆な態度を取った
- 欲しいリアクションをもらえたので、満足したため同じことをしなくなった
- 今度は何をすれば褒めてもらえるか考えている
このように肯定的に考えることもできますし、
- そのことは触れないで欲しい
- 褒めるという反応が欲しいわけではない
という、子どもの特徴や親子間での課題を見付ける手掛かりにもできます。
このように、親御さんからのアプローチを子どもがどう受け止めたのかを考えることで、表面的にはあまりいい形で表さなくても、様々な視点を手に入れることが出来ます。
表面上の言葉や態度に振り回されずに、ふさわしい接し方を見つけていくことができると良いですよね。
最後に…
「失敗してしまった…」ということがあっても、失敗から得られることは必ずあります。また、ご相談に来られてる皆さんも多くの失敗を乗り越えて改善へと繋げています。子育ての上で、失敗をしないことは有り得ませんので、失敗から得られるものを見つけていくことが重要です。
子どもへのふさわしい接し方を一緒に考え、多くのものを得ていきましょう!
ご相談お待ちしております。
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