再掲載!夏休みについ言ってしまう「学校が休みなら、かわりにお手伝いくらいしてよ!」が危険な理由
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
今年も暑い夏がやってきましたね。
さて今回は・・・ 2017年8月19日のブログの再掲載です。
学校が「夏休み」夏休みに入っているこの季節。今回はその、夏休みに親御さんがつい言いたくなってしまう一言を取り上げたいと思います。
夏休みに親御さんがつい言いたくなってしまう一言「もう!!学校が休みって言うならかわりにお手伝いくらいしてよ!!」
夏休み。もちろん学校は休み。1学期中、毎朝子どもが学校に行くのかヤキモキしていた親御さんにとっては、少しホッとする時期なのかもしれません。とはいえ、目の前には1日中ゲームをしたり、スマホを触ったり、「学校休みだからな~」なんていう子どもの姿を見ると、ついこんなこと言ってしまいたくなるかもしれません。
「もう!!学校が休みって言うならかわりにお手伝いくらいしてよ!!」
この言葉を聞いて、子どもはお手伝いをしてくれるようになるかもしれません。ただ、この言葉には少しのリスクがあるんですよ。それは・・・
「学校」と「お手伝い」を知らぬ間に関連付けてしまっていることです。
「学校に行かないかわりにお手伝いをしなさい」が危険な理由
「学校に行かないかわりにお手伝いをしなさい」という意味合いの言葉は「お手伝いをするかわりに学校に行かなくてもいいよね」という考え方もできてしまうんです。そんなバカな!と思うかもしれませんが、実際にこの言葉を子どもにかけた親御さんから、子どもが夏休み明けに「僕、学校行かないかわりにお手伝いするから学校行かなくていいよね。」と言っている。という相談を受けたこともあります。
お手伝いは学校に行くことの代償ではありません。
せっかくなら「お手伝いしてくれたら嬉しい!」と気持ちを子どもに伝えてあげてください。一緒に取り組むのも良いかもしれません。終わってから飲む冷えたお茶も格別の味かも・・・。
何気なく言った一言が、マイナスの関連付けにならないようにしていきたいですね。
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