復学のために必要なこと~スモールステップを作るということ~
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
皆さんは、苦手なものに対してどのような対処をしていますか?
突然ですが、私は飛行機が大の苦手です・・・。もしも交通費も現地での諸費用もタダ!と言われても、飛行機に乗って行く旅行なら絶対に行かないというくらい苦手です。
そんな私ですが、先日所用で飛行機に乗らなくてはいけない機会がありました。
飛行機以外の選択肢はない=逃れようがない状況・・・。
そこで私が取った対策を今回はお話します。
スモールステップで、少しずつ段階を経て慣れていく
飛行機が苦手な私は、その気持ちを少しでも楽にするために、こんなことを考え行いました。
- 飛行機での移動が必要だと納得し、現実と向き合う
- 飛行機に乗っている自分や空を飛んでいる飛行機を想像してみる
- 飛行機の安全性について調べる
- 当日行く予定の空港の地図や、空港までの行き方などを調べ、現実的に想像する
- 不安な気持ちを同乗者に話して、ストレスを和らげる
こうして、当日緊張しながらも飛行機に乗り、無事ミッションをクリアしました。
上記が私の飛行機への苦手意識を軽減するためのステップですが、一見すると細かいし、なんだか馬鹿らしく思えるかもしれませんよね。しかし、飛行機が大の苦手な私には必要なスモールステップなのです。
いきなり「はい!今から飛行機に乗りに行くよ!」なんて言われたら、焦りと緊張と不安で逃げ出すかもしれません。しかし「今度、飛行機に乗るからね」と事前にアナウンスがあれば、そこまでに苦手を克服するための計画がたてられますよね。そしてその計画は、スモールステップ=小さな所からでいいのです。
いきなり「何度も飛行機にのって、苦手な物自体に慣れる」などではなく・・・
「苦手なものを受け入れられる様、慣れることが出来る様、小さな階段を作っていく」感覚です。
不登校の子どもの復学を目標とする場合も・・・
この対応は、不登校の子どもが復学するまでの道のりに似ているんですよ。
- 学校という社会と向き合うための心の準備をする
- 学校の敷地内に入ってみる
- 保健室に行ってみる
- 図書室で1時間自習をしてみる
- クラスに顔を出してみる
- 1週間のうち、何時間かクラスで綬業を受けてみる 等
いきなり「さあ、明日から学校にいってクラスで綬業をうけよう」とするよりも、スモールステップで学校という社会に徐々に近づき、慣れていく方が、心の負担や緊張、ストレスは小さいのです。
では、具体的に
- 子どもにはどのようなステップが適しているのか
- どこから始めたらいいのか 等
カウンセリングの中で私たちカウンセラーと一緒に考えてみませんか?
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