「面倒くさい」という気持ちが秘めている可能性とは!?②~目的を持つ~
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
前回のブログでは、「面倒くさい」は自分に自信を与える可能性が高いことをお話ししました。
前回ブログはこちらです↓↓
今回からは、どの様に「面倒くさい」ことに取り組んでいくのかについてご紹介いたします。
自分がどうなりたいのか「目的」を考えてもらう
やる気が起こらない気持ちや、動きたくない気持ちを変化させるのは、目的を持ってもらうのが一番です。1つ目的を考えたら、その目的を達成したらどういう風になっているのか、さらに付け加えて考えてみてください。
- どんな自分になっていたいのか
- 達成した自分はどんなことを考えるだろうか
- 達成した自分はどんな行動をするだろうか
- 周囲の人はどんな風に自分を見ているのか
できるだけ詳しく、イメージできると良いでしょう。
ここでは、今できているかどうかや現状の問題はまだ考えなくても大丈夫です。まずは、しっかりと目的と目的を達成したらどうなっているのかを具体的にイメージすることが重要です。
具体的なイメージがないと・・・
こうなりたいという目的が、
- 何となくこうありたい
- みんなこうしているから
といった漠然とした目的のままであると、心理的に目的との距離が遠い状態です。
例えていうならば・・・
高校1年生のころは、進学のことはそこまで意識しておらず
- 大学に行けたらいいかな
- 絵を描くのが好きだから、学べるところに行こうかな
- 仲良しの〇〇と同じ大学に行ったら楽しいだろうな
といった考えまでしか至らないと思います。
しかし、これが高校3年生に近づくと
- 〇〇大学の□□学部に入りたい
- 資格を取れて、家からも近い△△専門学校に行く
- まだ働きたくないから、今の学力で行ける大学に行く
といったように、に具体的に考えて行動しようと考えます。
つまり、時間的に切羽詰まっている状況というのは心理的に目的との距離が近づくことであって実行できそうなことを思いつきやすくなります。
目的も、できれば具体的な内容まで考えていくと心理的な距離が近づいて行動の第一歩を踏み出しやすくなるんです。
次回は、目的をイメージしたら何から取り組んでいくのかをお伝えしていきたいと思います。
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