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「不登校」を自分軸・他人軸という目線で考える~高校1年生A君の事例③~

こんにちは。不登校支援センター横浜支部カウンセラーの本沢裕太です。

前回のブログでは、A君の親御さんが「自分軸」をどのような経緯で作られたかをご紹介致しました。今回は、親御さんの「自分軸」がA君にどういった影響を与えたのかをお伝えしたいと思います。
前回のブログはこちらです↓↓

高校生になったA君に表れた様々な変化とは・・・

高校生になったA君には、

  • 学校には自発的に通っている
  • 朝は弱く今でも親御さんに起こしてもらう事もある
  • 弟へのちょっかいはありますが、泣かすほどでは無くなった

という変化が表れました。そして、友人関係にも変化が見られます。それまでのA君は、友人に誘われると断れず、後から「楽しくなかった」とボヤいていましたが、

  • 無理に皆と仲良くしなくても良い
  • 自分は少人数で深い付き合いをしたい

と、今まで嫌々行っていた友人からの誘いを断れる様になりました。

そんなA君は、今ではアルバイトで貯めたお金で友人と旅行に行くのが楽しみだそうです。気が進まない行事や、休んでも支障がない時は休む事もありますが、将来自分がどうなりたいかも見つけて、自己実現の為に成績は今よりも向上させたいと努力している姿がとても素敵だなと私は感じています。

この様に、親御さんが「自分軸」で関わった事で、A君も「自分軸」で行動する様になったのです。

親子がそれぞれの「自分軸」を築いたことで得たもの

冒頭で、自分軸とは「自分はどうしたいのか?」を基準に行動をする事とお伝えしましたね。

今回のA君や親御さんには、

  • 自分の行動や思考を振り返り、改めて「なんでだろう?」と考える事で、今までの自分を客観的に考えられた
  • 自分にとって大切だと思う事、意味があると思う事の優先順位を考え直した事で、自信を持って自分の行動を決断出来た
  • 他人の価値観や優先順位を受け入れられる様になった
  • 1つ1つの決断に、自分なりの意味や目的を感じられる様になった

という事が起きていたと私は感じています。

皆さんは、「自分軸」を持つことの意味を、どう感じられたでしょうか?

不登校支援センターでは、今回紹介した「自分軸」をもって親子が関わるという方法も、支援の1つとして実施しています。ご興味のある方は担当のカウンセラーにご相談くださいね。

それでは今回はこれで失礼致します。

「不登校」を自分軸・他人軸という目線で考える~高校1年生A君の事例①~

「不登校」を自分軸・他人軸という目線で考える~高校1年生A君の事例②~


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