お悩み解決「一問一答」不登校解決現場レポート子供の心理学

原因や理由を人のせいにする子どもの心理とその対応について

こんにちは、不登校支援センター横浜支部の安則芳郎です。

本日はカウンセリングの現場でもよく親御さんからお聴きする「子どもがすぐ人のせいにするんです・・・」というテーマについて掘り下げていきたいと思います。

原因や理由を人のせいにする子ども

  • お母さん(お父さん)が〇〇と言ったから学校に行かない
  • ゲームを制限されたから学校に行かない
  • 朝ごはんが嫌いなものだったから学校に行かない・・・

などなど、人のせい(何かのせい)にして自分がやるべきことに取り組まない子の事例をよくお聴きします。

親御さんの中には「いつもそうやって人のせいにして!」と心では思いながらも、子どもを傷つけまいとそれを口に出さずにぐっとこらえ、ストレスを溜め込んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか。子どもだけではなく、すぐ人のせいにする人と付き合っていくのってイライラしたり疲れてしまうことがありますよね・・・

原因や理由を人のせいにする子どもの心理は?

人のせいにする子はどんな思いでこういった発言をしてしまうのでしょうか?

それは・・・

「自分の身を守るための防衛手段」という可能性が非常に高いと言えます。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、人は自分が責められそうな状況になると自分の身を守るための防衛手段にでます。

そこで出てくる典型的な例が

  • 人のせいにする
  • 言い訳をする
  • ウソをつく

などの手段です。もちろん、親御さんとしては別に責めるつもりもないのに、受け取り側として(子ども側として)「責められている」と受け取ってしまっていることが非常に多いように見受けられます。これまでの経緯の中で辛い経験をした事がある子たちは守らなくても良い部分まで守ろうとする、いわゆる過剰な自己防衛を図ってしまうことが多々あるのです。

それは言い換えると、非常に自己評価が低く、これ以上自分の評価を下げないようにと必死に防衛をしている状態とも言うことが出来ます。

原因や理由を人のせいにする子どもの心理を理解した上での対応方法

前述したように、人のせいにする子の心理としては非常に自己評価が低く必死に自己を防衛しているものと捉えることができます。

ですので、根本の部分にアプローチをするためにはその子の自己評価を高めて、“守る”という手段に出る必要がない状態に導いていくことがのぞましいと言えます。

子どもの自己評価を高めていくために大切なこととしては以前の記事にも書かせていただいておりますのでそちらも参考にしてみてくださいね。

以前の記事>>>【具体的な3つの事例付】子どもの能力を最大限に伸ばす方法(安則)<<<

今後また別の角度からのアプローチについてもブログの中で触れていこうと思います。

それでは本日はこの辺で。

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