わが子をほめるのは難しい!?~カウンセラーが関わるメリット~
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
6月に入り、中学に上がった子は初めての定期テストが終わったところでしょうか。1学期も折り返しを過ぎましたが、本日は親御さんからたびたびご相談いただくことについてお話をさせていただきますね。
「子どもをほめてあげましょう」という言葉を目にしたり、耳にしたりした事はありませんか?
不登校の対応について、書籍やネットをたくさん調べられている親御さんは目にしたことのある表現かもしれません。しかし、面談で親御さんからお話をお聴きしていると、こんな言葉をお聴きすることもあります。
「子どものイイところをほめようと思っても、ほめるところがなくて・・・」
親御さんも一生懸命不登校のことについて勉強をされて、なんとか子どもをほめてあげようとされるのですが
- 1日ゲームばかりしていたり・・・
- 反発するような態度をとられたり・・・等
そうすると、子どもに対してほめるところも見つからないし、ほめようという気持ちもなくなってしまうこともあるようです。
親御さんだからこそ、ほめるところを見つけるのが難しいときもある?
実はご家庭では、なかなかイイところを見つけづらい状況でも、親御さんとの面談の中で一緒に子どものイイところを考えたりすると、意外に結構見つかったりするんですね。
カウンセラーは不登校の専門知識をたくさん知っているからでしょうか?
確かに、カウンセラーは不登校に関する専門知識は知っています。しかしカウンセラーでなくても
- 不登校支援センターのブログ
- その他の書籍やネット 等
様々な媒体から不登校に関する多くの情報を知ることができますので、それだけではないように思います。
では、なぜカウンセラーと親御さんで考えると子どものイイところに気づきやすくなるのでしょうか?
私たちカウンセラーは
- 親御さんよりもたくさんの子どもと関わる機会が多いことも大きい
- たくさんの子どもと関わっているからこそ、目の前の子どものイイところ、特徴に気づきやすい
といったことが考えられます。
反対に、親御さんは子どもと一番近くで、一番長く、一緒に過ごしてきた存在ですよね。だからこそ子どもにとって親御さんは心強い存在でもあります。しかしもしかしたら、長く一緒にいるからこそ、イイところが当たり前のことになっていて、お互いに気づきにくくなっているのかもしれません。
当たり前の中にある子どものイイところを、伝えてあげましょう
私たちカウンセラーは子どものイイところを見つけるために、子どもに何かすごいことをしてもらおうとすることはありません。
イイところは、どんなときも
- 子どもは常に持っているもの
- 当たり前だと感じていることの中にもたくさん眠っているかもしれないもの
であると私たちカウンセラーは考えています。
子ども自信が、自分のイイところに気づけていると頑張る勇気もわいてくるのですが、ストレスを強く抱えていたりすると、なかなかそこに気づけていない、見失っていることが多いです。だからこそ、周りが子どものイイところに気づいて、伝えてあげることが大切です。
親御さんが子どものイイところを伝えてあげることで、
- 子どもが頑張る勇気を取り戻すきっかけになる
- 一番身近な存在である親御さんにイイところを分かってもらえているということを、子どもは心強く感じる
親御さんから褒められるということには、ストレスや不安を抱えている子どもにとって大きな意味があると考えられますよね。
私たちも、子どものイイところを見つけるお手伝いを一緒にしていけたらと思います。
不登校支援センターで一度、子どもについて一緒に考えてみませんか?
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