プリンセス・ソフィアから学ぶ友達の作り方~『空飛ぶ絨毯に乗るコツは、怖がらないことよ』~
こんにちは。不登校支援センター東京支部の椎名愛理です。
突然ですが、私はディズニーアニメが大好きです。その中でも今回取り上げるのは、「ちいさなプリンセス・ソフィア」というアニメについてです。
皆さんご存知でしょうか?
このアニメの主人公は、一般家庭で育ったソフィアという女の子。実は王族の血を引く子供だった彼女は、ある日突然お城に呼ばれ、プリンセスになります。
プリンセスとなったソフィアはお城で魔法のネックレスを手に入れたり、動物と話ができたりするようになる・・・というシンデレラストーリーです。
架空の世界の物語ですが、現実の人間関係にもあてはめて考えられる内容なんです!
「ちいさなプリンセス・ソフィア」は、私の住む地域では毎週日曜日の朝7:00に放送されるため、毎朝欠かさず見ています。
先日、こんなお話がありました。
ソフィアは空飛ぶ絨毯にのって、別のお城まで移動しようとします。しかし、初めて空飛ぶ絨毯にのるソフィアは絨毯を上手に操縦することができず、竹藪に落ちてしまいます。
竹藪から出られず、困り果てているソフィア。するとそこへジャスミンという王女が現れて、ソフィアにこんな話をするのです。
「この絨毯はまだ人に慣れていないのね。絨毯にとってソフィアは初めて合う人だから。ソフィアが怖がって不安そうにしていると、絨毯も不安になってしまうのよ」
- まだソフィアに慣れていない絨毯・・・
- 絨毯に初めて乗るソフィア・・・
この関係って、初めて合う人との人間関係にも、通じるところがありませんか?
相手との距離を縮めるときに考えたい2つの方法
例えば、子どもにとってはクラス替えが分かりやすい例ですね。新しいクラスになり、そこには初めて合う友達がいます。
- どんな性格なのか
- 何が好きか、嫌いか
- 話が合うのか 等
お互いのことは全くわからない状態で対面することとなります。そうすると、アニメに登場した空飛ぶ絨毯とソフィアのように、お互いを探りつつ様子を見るため、距離ができていることになりますよね。
そんな時、相手との距離を縮めるために考えてもらいたい2つの方法があります。
①自分の情報を相手に伝える『自己開示』
自己開示をして「自分はこんな人です。こんな事が好きで、これは苦手です」など自分の情報を教えてくれる相手には、心を開きやすいことはありませんか?
②相手が自己開示をしてきたことに対し、自分も自己開示をする「返報性の法則」
相手が自己開示をしてくれると、自分も自己開示をして心を開こうとするのではないでしょうか?そうすることでお互いに歩み寄っていくことができますよね。
「自己開示」や「返報性の法則」をうまく使って、少しずつでも相手との距離を縮めていけたらいいですよね。
子どもの友達づくりや人間関係の築き方について、気になっていることはありませんか?
ジャスミン王女の言葉を聴いたソフィアは、絨毯に対して自分から心を開いて接しました。すると絨毯もソフィアを受け入れ、無事空を飛ぶことに成功したのです。
このアニメの例のように、友達作りや友達付き合いが苦手そうな子どもの場合、この「自己開示」「返報性の法則」が役に立つかもしれないですね。
- 子どもがどのように友達を作っていくのだろう?
- 人間関係を深めていくためにはどんな目線が必要なのか?
- 親御さんが子どもとの絆を深めるためには、どのような自己開示が有効なのか?
カウンセリングの中で一緒に考えてみませんか?
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