【深層心理】子どもの「〇〇になったら学校に行くから~」に隠された心理とは?
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
5月はゴールデンウィークの連休がありましたね。その後の、子どもの様子はいかがでしょうか。
子どもの「~になったら行く」の隠された心理とは?
- 「〇〇年生になったら学校に行くから~」
- 「休みが明けたら頑張るから~」
こうした「節目をきっかけに学校に行く」という子どもの発言は、カウンセリングのをときにも聞くことがあります。ただ、実際はやっぱり学校へ行けていない、そんな子どももいらっしゃるのではないでしょうか。
親御さんは子どものそんな言葉に大きな期待を寄せていらっしゃったかもしれませんよね。しかし現状は学校に行けないままであることに、「不安」や「心配」や「怒り」などのお気持ちを感じられるのだと思います。
子どもの「~になったら行く」という言葉の心理はいくつか考えられます。
この言葉のベースには「問題から目を背けたい」という心理がある可能性が高いです。これは子どもに限らず、誰にでもある気持ちではないでしょうか。
そしてより細かくこの言葉の心理を見ていきたいと思います。
①「今は無理だけど環境が変われば行けるかもしれない」という気持ち
これは子どもは学校に「行きたい」と思っており、環境が変われば行けると思っていることが考えられます。クラスの友人や先生とのかかわりの中でしんどさを覚えている子どもは、周囲や環境が変われば自分は学校に行けると思っている場合が多いです。
②「学校に行きたいが行けそうにない。でも行くと言っておかないと周りから言われる」
学校に行かないといけないのは分かっているが、行きたくないという子どもの葛藤状態を表していると考えられます。周囲の心配や不安を敏感に察知して、学校に行ける自信がなくてもついそのようなことを言ってしまう子どもも中にはいます。
③「学校に行く気はないが、こう言えばとりあえず周りから何か言われることはしばらく少なくなるだろう」という気持ち
子ども自身が学校に行くのは無理と思っており、周りからの圧力を下げる目的があるという心理が読み取れると思います。つまり学校に行く意思がない子どももとりあえずその場を乗り切るための方法として、「○○になったら行く」と言う場合もあります。
それぞれの子どもに合わせた声掛けをすることが大切です
子どもの「~になったら行く」という言葉には様々な心理状態が隠されていると考えられます。
そのため、子どもがどんな心理状態から「~になったら行く」という発言をしているのかを知ることが大切です。そうすることで、その子どもにあった声の掛け方をすることができます。
まずは現在の子どもの心理状態を知ることからはじめていきましょう。
不登校支援センターのカウンセリングでは子どもの状態を詳しく客観的に見ていきます。どんな些細なことでも、一度カウンセラーにご相談くださいね。子どもにあった声の掛け方についても一緒に考えていきましょう。
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