兄弟揃って学校に行きたくないと言い出した時の対処法
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今年は桜の開花が早かったですね。4月には葉桜になっていた地域もあるのではないでしょうか。
「先日からお兄ちゃんが不登校になっています。すると今度は、弟も学校に行きたくないって言い出しているのですが・・・」という相談
親御さんから寄せられるご相談の中で、上記のような「兄弟間で、どちらかが不登校になってしまった」という内容は、実はとても多いです。
もし、兄弟の中の誰かが不登校になってしまった時、まず親御さんは何を意識すべきなのでしょうか。
兄弟間で、どちらかが不登校になってしまうと、不登校になった子どもの影響を受け、学校へ行っていた子どもも次第に学校へ行き渋るようになってしまいます。そして結果的に、兄弟共に不登校になってしまうケースが多く存在します。
そうなってしまう前に・・・
まず親御さんには、学校に行っている子どものケアを意識していただくことが大切です。
ただし、ここで気をつけていただきたいのは
- 不登校の状態になっている子どもを責める
- 兄弟間での比較をする
- 学校に行っている子どもだけを見る
という意味ではない、ということです。
- 学校生活を頑張っている子どもを労う
- 学校に行っている子ども自身に目をむけ、関心をもってあげる 等
学校に行っている子どもに関心を持つことが必要となります。不登校の子どものことを親御さんが気にかけるのは当然のことです。しかし、兄弟共に不登校になってしまうことを防ぐためにも、まずは学校に行けている子どもに目をむけ、ケアしていくことが大切なのです。
兄弟共に不登校になってしまう理由
では、なぜ兄弟が共に不登校になってしまうことがあるのでしょうか。
今まで実際にあったケースを紹介すると・・・
- 不登校になれば、親から関心がもらえる
- 自分は頑張っているのに、親や周りから認めてもらえない
- お兄ちゃんが休んで良いって言われているなら自分も休みたい 等
一例に過ぎませんが、上記のような考え方になってしまう子どもは多く存在します。
兄弟間の関係性や、学年、性別などご家庭によって状況は様々です。そのため、何をすれば兄弟共に不登校になることを防ぐことが出来るのかは、やはりご家庭の環境次第で変わってきます。
ですが、兄弟共に不登校になってしまうと、親御さんとしても負担がかなり大きくなってしまいますよね。そうなってしまう前に、しっかりと対策を考え、実行していくことが大切です。
最後に・・・
時には、学校に行くことができている兄弟の姿が、不登校の子どもにとっていい刺激になる場合も多くあります。まずは、ケアの優先順位を意識してみてください。
しかし、優先順位の付け方などに悩まれたり、迷われる方もいらっしゃると思います。そんな時は、私ども不登校支援センターにご相談くださいね。
- 子どもやその兄弟にとって、どんな働きかけが効果的なのか
- 兄弟の存在が、不登校の子どもにとっての良い刺激になるようにする
といった具体性のある不登校支援計画を一緒にたてていきましょう。そしてご家庭における不登校問題の状況悪化を防いでいきましょう。
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