不登校解決現場レポート子供の心理学高校生の不登校

進路が心配!子どもを母として新しい環境へ快く送り出すために

こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。

 

春が少しずつ近づいてきましたね。これから新しい一歩を踏み出す人、その方を応援する人など、それぞれ次のステップに向けての時期になりました。

今回は子どもを送り出す親御さんをテーマにお話いたします。ちょうど1年前のことです。私の元に、1人のお母さんが相談に来られました。

子どもの進路を心配しているお母さん

そのお母さんが言いました…

「進路のことでなんですが・・・、子どもは、最初は大学に行くと言っていたのですが、最近は実家から離れた場所にある専門学校に行くと言い出しまして・・・。」

 

焦りますよね。

 

お母さんは葛藤されていました。

  • 大学に行った方が良いのでは?
  • 本人が望む道を後押ししてあげた方が良いのでは?

この2つの気持ちが大きくぶつかっています。

不安と葛藤が大きくなる中、親子間のコミュニケーションも難しくなっていました。そのため、面談の中で「お母さんとして何を望んでいるのか。その上で、何が出来るのか」をテーマに話し合いました。

お母さんは何を望むのか?その上で何が出来るのか?

お母さんの望みは、「子どもが幸せになること」だと話されました。

その気持ちを大切に持ち続けていただき、その上で、何が出来るのかをお母さんと一緒に考えていきました。

  • 親子間の関係性をより良くすること
  • 子どもの気持ちを考えて見ること
  • お母さん自身が笑顔で居ること

まずはここから取り組んでいきました。子どもの気持ちを知るためにも、子ども本人がどのように物事を考え易いのかと言うことをカウンセリングや心理検査を実施することで考えていき、お母さん自身が笑顔で居るために、趣味を増やしたりする等お母さん自身、楽しむことを増やしていきました。

すると、少しずつですが、子どもの様子も見えてきたこともあり、お母さんのストレスも徐々に緩和され、子どもの幸せのために、どのような進路に進むかではなく、どうやって次のステップで頑張れるかという考えになりました。

その後、お母さんは私にこのように仰いました。「おそらく自分のエゴを子どもに押し付けていた気がします。子どもには子どもの人生がありますからね。後は思うようにやって欲しいと思います。そして、私には私の人生が有りますし!」

その後、子どもは親元から遠く離れた専門学校に入学し、頑張って一人で生活を送っています。お母さんはお仕事の傍ら、趣味やご自身の時間を大切にし、最近ではお会いするたびに、新しいことにチャレンジをしていらっしゃいます。

数ヵ月後、久しぶりに子どもに会ったときに「お母さん楽しそうだね」と言われたりしたこともあったそうです。今では遠く離れた距離に子どもが居る状況ですが、お母さんは相談に来られた時のような心配はほとんど無いと仰っていました。

最後に・・・

子どもの進路に関して、心配される親御さんがほとんどかと思います。そんな新たな道へ進もうとしている子どもを、親御さんは気持ちよく送り出してあげてください。自らの進路を決定するということは、人生の中でとても大きなイベントです。そのイベントを親御さんの後押しと、自ら決断することが子どもの自信に大きく繋がります。

また、

子どもが新たな道へ進むということは親御さんも新たな道へ一歩、歩みを進めるということになります。

そのため、心配や不安なお気持ちになるのは当然のことです。今回のブログで取り上げさせていただいたお母さんは、趣味を作るなど、ご自身の時間を大切にされる事で、気分をリフレッシュされていました。このように、ご自身の時間をもっと意識されてみるのも非常に大切なことになります。

そんな皆様の新たな一歩、サポートさせてください。

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