【事例】留年間近!欠席可能日数があと少しだけ…親御さんの「大きな決断」①
こんにちは、不登校支センター札幌支部の松本です。
今回は、不登校支援センターに通っている女子(Aさん)についてお話をしたいと思います。
留年間近!高校1年生女子のAさんとの出会い
Aさんとの出会いは今から5年前の秋でした。当時の事を、私は今でも鮮明に覚えています。支部がある札幌から、かなり離れた地域から親御さんが相談に来られました。Aさんは当時高校1年生でした。学校内でのトラブルで登校が出来なくなったそうです。
翌週、Aさんとのカウンセリングを実施する予定でしたが、Aさんがカウンセリングを拒否したため、近くの喫茶店でお母さんと共にお父さんのカウンセリングが終わるのを待っていました。そしてその日はAさんとのカウンセリングはせずに終わりました。
親御さんのみでカウンセリングを進めていき、それから1ヵ月後、Aさんもカウンセリングに来てくれるようになりました。Aさんの緊張は一気に解け、カウンセリングは進んでいきました。しかし、ここである問題が出てきました。それは・・・
留年間近であり、欠席可能日数があと少しであること
です。
そんな中、Aさんそして親御さんとのカウンセリングの中で、「転校」という1つの選択肢が出てきましたがここに来てまた様々な問題が出てきました。
- 地方都市の為、転校先の高校がないこと
- 彼女1人では、行動がままならないこと
このため、当初は「転校」自体がネガティブな要素となっていましたが、あの時Aさんのお父さんとお母さんは大きな決断をしました。
高校1年生女子Aさんの親御さんがした「大きな決断」
Aさんに札幌の高校への転校をさせる、そして1人暮らしをさせる、という大きな決断をされました。あの時の親御さんの覚悟を今でもよく覚えています。その後、Aさんは少しずつ札幌での生活にもなれていき、高校も問題なく卒業しました。そして卒業した後Aさんは、専門学校に進学をしました。
ここで誰もが安心をしていましたが、その後ある事件が起きます。そのお話は次回にお話したいと思います。
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