【新学年への準備】新学年に向けて実際のカウンセリングで実施していることとは?
こんにちは。不登校支援センター大阪支部の桒原航大(くわばらこうだい)です。
いよいよ3学期、今学年も残すところわずかとなりましたね。お子さんの様子はいかがでしょうか。
さて、この時期は親御さんとお話している中でも、4月からの進級や、進学の話題が出てきます。
「4月、新学年からは学校に登校してほしい」という親御さんの気持ち
親御さんとしては、4月からいいスタートを切ってほしい、という思いもあるかと思いますし、子どもも4月からがんばろうと思う気持ちが出やすい時期だと思います。ただ、一方で4月などの学期初めの時期は1年の中でもご相談が増えてくる時期のひとつでもあるのですね。カウンセリング時に子どもの様子など事情をお聞きしていると
「最初は学校に行っていたけど、日に日に疲れていくのが分かり、ついには休むようになってしまった」
ということなどをよくお聞きします。
私たちの心と体はつながっている?
よく「心と体は繋がっている、関連し合っている」と言われますが、私もカウンセリングで多くの子どもと関わってきて、心と体はとても似ているところがあるなあと感じています。
例えば、
「明日、マラソン一緒に走ろうよ」と言われたら、あなたはどうでしょうか?
日ごろから、走りこんでる方ならもしかしたら大丈夫かもしれませんが、多くの方は「絶対無理!」と感じるのではないでしょうか?
例え、マラソンへのやる気がみなぎっていても、普段練習していないのであれば体がついていかないですよね。途中でバテてしまいます。私も昨年、軽いノリで大阪城リレーマラソンに出て、えらい目にあったので全力でお断りします。
走りきるためには、しっかりと練習をし、準備をしておくことが大切です。
心にも同じことが言えると感じています。新学年がスタートする4月は、子ども達にとって、新しいクラス、新しい学校など、環境の変化も大きく、ストレスがかかりやすい時期です。そして学校は1日で終わるものでもなく、毎日つづいていくものですから、まるでマラソンのようです。
そのときに「4月から学校に行く!」と意欲を持っていることはとっても大切なことですが、準備ができていないと、途中でバテて息切れしてしまい、続けることが難しくなるかもしれません。
新学年、その子どもに合った登校の準備を
カウンセリングでは4月に向けて、その子どもが余裕を持って前に進んでいき、慣れていけるように、その子どもにあわせたペースややり方を子どもと一緒に考え、準備をしたりしています。
新学期というスタートに、完璧なロケットスタートを決めることだけがゴールにたどり着く唯一つの方法ではありません。
新学期に向けて、子どもの様子で心配されている方は、担当のカウンセラーにも聞いてみてくださいね。
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