【解説】新学期から学校に登校する為の「準備」と「心構え」
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
2月も終わりに近づきつつありますね。同時に、新学期の準備も・・といった気持ちの変化が大きい時期でもあります。子ども達にとっても、これから取り巻く環境は大きく変化していきますね。
4月の新学期は取り巻く環境は大きく変化する反面・・・
- 友達できなかったらどうしよう
- 厳しい先生だったらどうしよう
- 勉強についていけるかな
と子どもからの不安な声も聞かれます。
そこで今回は普段のカウンセリングで実践している4月の新学期を迎える準備や心構えについてお話していきます。
①区切りをつけて次のステップへ
なんとなく今の学年が終わって、そのまま気づいたら新学期が始まってた・・・。
なんて、よくある話ですね。特にお休みをし続けると、子どもは「行かない」ことに落ち着いてしまって、なかなか「前に進んでみよう」とは思えません。子どもと一緒に今の学年の終わらせ方を考えてみると、子どもなりに一生懸命考えてくれるんです。
②春休みの課題を明確にする
課題はそのお子さんによって様々です。探し始めたら色々なところが目につきそうなので、まずは1つに絞って考えてみましょう。
例えば
- 勉強が遅れている
- 外出自体が苦手で一歩も出られない
- 同級生と会うのが怖い
- 学校の敷地内に入れない
- やる気がなくて全てのことにおいて無気力
- 親御さんと話そうとしない
などです。
取り組めそうな課題を1つ選んで実行してみましょう。
③短距離よりも長距離で
親御さんだけでなく、お子さんにも多くみられる傾向ですが
- 「新学期が始まったら毎日休まず学校に行く!」
- 「クラス替えがあれば登校できる!」
と全てがリセットできるような感覚があるようです。
これまで行かなかったことを考えると、新学期から挽回したいという気持ちもあるでしょう。だからこそ1日も休まないことを目標にするよりも、他の目標を作ってもいいかもしれません。短距離で突っ走らずに長距離で走り続けられるペースを考えて見守っていきたいですね。
④「様子がおかしいな」と思ったらすぐに動く
ご相談にこられる親御さんの中には 「もう少し様子をみます」とおっしゃる方がいます。ですが、始まったばかりの新学期のタイミングで様子をみるとどうなるでしょうか。子ども達はどんどん自信をなくして、登校するきっかけを失っていくことがあります。
最後に
センターでは上記のようなお子さんの行動・考え方の特徴や傾向から探っていきます。これ以上悪化するのを待つよりもスムーズに登校できるように一緒に考えていきませんか。
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