不登校解決現場レポート

不登校支援センターが公立高校の社会見学先に!「不登校支援」って何?

こんにちは。不登校支援センター仙台支部の上原です。

突然ですが、不登校はもはや日常的に起こる問題になっていますね。クラスに1人は不登校している子がいる、といっても過言ではないかもしれません。だからこそ当事者である学生さんたちは以前より身近な問題としてそれを捉えているようです。

公立高校から社会見学の申し込みがありました。

先日、県内の公立高校から社会見学の申し込みがありました。

現役の高校生が見学先に当センターを選んで電話をかけてきてくれたんですね。そこで行われた質問の中に「不登校支援ってどんなことをしているのですか?」といった趣旨の質問がありました。これを聞いて、私は「まだまだ知られていないんだなぁ」と実感させられたんです。

子どもたちが不登校に陥った時、

  • どこに
  • 誰に

相談するのか。それが分からないと子どもたち自身も困ってしまいますよね。不登校支援センターでカウンセリングを受けた後に復学した子どもは、自分ではどうにもならないことがあると相談に来てくれたりします。

「どうにもならないから行かない」⇒「どうにかするために行動する」

こう変化しているのが良く分かります。そして不登校にならない、繰り返えさないために、ここはとても重要なポイントです。

カウンセリングをスタートする適切なタイミングはいつ?

カウンセリングに来られる多くの親御さんは、当たり前ですが子どもが「不登校になってから」来られます。
子どもが不登校になり、どうにかしなくてはいけないと考え、そして来訪してくれます。その状態からスタートすると子どもが「自分を学校に行かせる為に説得する場所だろう」と勘違いしたり、「自分はおかしくないのに、親は自分のことをおかしいやつだと思っている」と曲解されたりすることがあります。

これは私たちでも経験があると思いますが、ことが起きてから行動すると警戒されるのですね。

例えばですが

  • いつも行く病院の先生
  • 始めて行く病院の先生

話しやすいのはどちらになるでしょうか?

色々なケースが考えられますが、一般的にはいつも行っている病院の先生が話やすいと思います。先生がどんな人か、そこがどんな場所か、知っているのですから当然ですね。子どもが不登校になってから行く場所というだけでなく、子どもに「困ったことがあったらここに相談に来ていいんだよ」とそう事前に伝わっているのでは、問題が起きたときの対処スピードが違います。

学校にもスクールカウンセラーさんや支援員さんなどがいらっしゃるかと思います。元気なときにこそ、そういった方と交流を持っておくことも大切かもしれません。

センターにも「まだ不登校ではないのですが・・・」とお越しになる方もいます。親御さんから話を聞いてみると実は初期の段階だっため、不登校を未然に防ぐことが出来た!なんてケースもありました。まるで病気の早期発見のお話のようですが、似たようなものかもしれません。

まだまだ知られていない…不登校への対応方法

私としては不登校の対応方法が知られていないからこそ起こる問題もあると思います。実際お話してみると、いらっしゃる親御さんにも知識の差があったりします。

  • ものすごく勉強されている方
  • まったく理解できずに苦しんでいる方

様々です。

センターとしてもっと対応方法や存在が広まっていくことが大切だと感じております。

仙台支部では宮城県の「みやぎ教育応援団」というものにも参加させて頂いております。宮城県のHPにもセンターのことが記載されていますが、そういったことをご存知の方も少ないですよね。

今回の社会見学の件もそうですが、様々な活動を通じて間接的にも不登校支援に協力できたらと思います。ちなみに学生さんからの質問にはこんなものもありました。

「私たちが出来ること(不登校生徒あるいは自分自身に)はなんですか?」

この質問を聞いて、知識さえ広まれば学級内で事前に予防できることも多いのでは?と感じました。

各支部でも学校での対策講座実施など様々な取り組みで不登校いう問題に立ち向かっています。今後もこういった活動は続けていきますので、どこかで目にされた時は応援して頂ければ幸いです。

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