【実話】不登校支援センターを卒業した男の子A君が不登校になって気づいたこと
こんにちは。不登校支援センター名古屋支部の伊藤みゆきです。
新年を向かえ、受験生がいるご家庭では、落ち着かない日々をすごしていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
先日、以前不登校支援センターに通っていた男の子A君が久しぶりに顔を見せに来てくれました。
今は進学先の学校の近くで親元を離れて一人暮らしをしていること、アルバイトと学業の両立で忙しいけど、充実した毎日を過ごしていることなどを話してくれました。楽しく話を聴いていたのですが、ふとA君が神妙な面持ちになってこんなことを言ってきました。
最近「受験だって、団体戦だ」というCMを目にしますね。
彼はそのCMを観て、ふと思ったそうです。
「チームの目的がひとつなら・・・」というA君の話
「団体戦っていうのはさ、チームが同じ目的を果たすために取り組むっていうイメージ。でもそのチームの中にいる人たちはそれぞれ自分の考えややり方があっていいんだと思う。例えばこのCMでいうと みんな目指しているのは「合格」なんだけど、そのためにどんな手段や方法を選ぶかというと、勉強ひとつとっても 「誰かと一緒のほうができる」人もいれば「ひとりで集中したい」人もいるんだから、きっとみんな違うと思う。だから結局のところ・・・
自分に合ったやり方を見つけたらいいんだ!
って気づいたんだよね。これはさ、俺が
不登校になったから気づけたんじゃないかなって・・・
思ってるんだよね」
不登校になったから気付けた、というA君
私は彼の話を聴いて、驚きと嬉しさでなんともいえないほわ~んとした暖かい気持ちがこみ上げてきました。
日ごろカウンセリングでたくさんの子どもたちと話をしたり聴いたりしていますが、実は彼らから教えられることもたくさんあります。
私たち大人が思う以上に、ちゃんと悩んで、考えて、成長していくんだなと改めて気づいた出来事でした。
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