子どもの口癖が「たられば」なら要注意!「たられば」で解る子どもの心!
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
まだまだ寒さが続いており外出するにも、エネルギーが必要になりますね。大人であっても朝は、「あと少し・・・」と布団にくるまり、グズグズしてしまうこともあるかもしれません。「もっと暖かければ・・・」「今日が休みだったら・・」と考えながら、布団の中から出た経験がある方は多いのではないでしょうか。
本日は、このような「たられば」について考えてみたいと思います。
「たられば」って?
- 「もし~していたら」
- 「もし~があれば」
というように思考をめぐらし、「結果がはっきりした後で、事実とは異なることを仮定してする後悔」という意味のようです。
カウンセリングの中でも「たられば」はよく聞く言葉です。
例えば・・・
- 「もし、違うクラスになっていたら・・・」
- 「もし、あの先生だったら・・・」
- 「もし、もう少ししっかりと勉強していたら・・・」
と、自分の置かれた環境や過去を嘆いているようです。
見方が変わると・・・
しかし、そんな子ども達の「たられば」も時間の経過とともに変化が見られることがあります。
「もし、勇気を出して自分から話しかけてみたら・・・」
→(気の合う仲間が見つかるかもしれない。)
「もしかしたら、厳しいと思える先生も・・・」
→(耐える力をつけることや、やったらできることを教えてくれているのかもしれない。)
「もし、少しずつでも苦手科目の勉強を始めたら…」
→(少しずつ理解できるかもしれない。)
精一杯もがいて、現状を打破しようとする気持ちがみられますね。
マイナスの「たられば」からプラスの「たられば」へ
過去や環境を嘆くだけではなく、地に足をつけ自身の現状を受け入れ、未来を見据えた意識に変わっていく「たられば」に変わると考えや気持ちにも変化が見えますね。そんな時は、さらに子ども達の話に耳を傾け、プラスの「たられば」を具体的に、そして未来に対する自分自身の行動となるように、サポートしていきたいものです。
関連ワード: カウンセリング , たられば , プラスのたられば , マイナスのたられば , 不登校支援センター大阪支部 , 口癖 , 子どもの様子 , 子どもの状態 , 見方