不登校専門カウンセラーが考えるアドラー心理学の「課題の分離」について
こんにちは。不登校支援センターです。
こちらは過去記事となります。皆様の日々のかかわりのご参考になれば幸いです。
今回のブログでは、アドラー心理学における「課題の分離」という考え方を取り上げたいと思います。
このブログを読まれている中には、
- なかなか学校に行こうとしない子どもに対してなんとかして学校に行ってもらおうと奮闘していらっしゃる親御さん
- なかなか勉強をしない子どもに対してなんとかして勉強をしてもらおうと、あらゆる手段を尽くされる親御さん
もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方に思い出していただきたいのが「課題の分離」という考え方です。
課題の分離について、横浜支部の安則先生のブログでも触れられていますのでぜひそちらもご一読ください。
子どもに勉強してもらいたいと思った時に親御さんに試してほしい3つの方法
課題の分離。まずは「誰の課題なのか」に目を向ける
- 「学校に行く」
- 「勉強をする」
という課題は、「誰の課題なのか?」というところに目を向けることが必要です。
- 「学校にいきなさい」
- 「勉強しなさい」等
子どもに言えても、その課題に取り組むか組まないかは、結局の所、子どもの選択次第といえます。
では、最終的な選択肢が子どもにあるからといって、親御さんは子どもの選択を待つしかないのでしょうか。
大切なことは、子どもの選択を待つだけでなくいつでも援助をする用意があると子どもに伝えること
大事なことは、子ども自身が取り組まなければならない課題について親御さんとしていつでも援助をする用意がある、ということを子どもに伝えておくことです。
実際に子どもにどんな援助を用意することができるのか。それは、子どもやご家庭の状況によって様々です。
まずはそれが誰の課題なのか、そして、その援助の為にどんな用意をすることができるのかをカウンセラーと一緒に考えていきましょう。
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